A&Vフェスタ2004が、おかげさまで盛況のままにフィーナーレを迎えました。今年は、家族連れや若いカップルが急増し、昨年度を上回る多くの来場者数を記録しました。新時代のオーディオとビジュアルの世界が、世代をこえて、性別をこえて、より多くの方々に指示されていることを実感します。デジタルとネットワークの技術を核に、各社から提案された映像と音楽に囲まれたライフステージ。そこには夢のような楽しみが数多く待ちかまえていることを、このイベントを通じて知って頂けたのではないでしょうか?
最終日は、カーAVの各社出展デモカーのご紹介、およびアクセサリー・コーナー、ホームシアター・ゾーンの出展模様をレポート致します。また、アネックスホールで行われたイベントの模様もご覧ください。
[ Today's INDEX ]
Mercedes-Benz 380L
真空管を使ったインテグレーテッドCDレシーバー『TX5500』を中心としたシステム。ベンツのクラシックカーと真空管の組み合わせが絶妙です。
Mercedes-Benz 380L
AMG Mercedes-Benz S55
フラグシップ『F#1 STATUS』の11月発売の新モデルを搭載。2chのハイファイサウンドをDVD-Audioソースで楽しめるデモカー
AMG Mercedes-Benz S55
BMW X5
5.1chマルチサラウンドシステムを搭載。2chオーディオとマルチチャンネルによる映像デモを来場者に合わせて展開していました。
BMW X5
VOLVO S60
Carrozzeriaの4ウエイシステムを搭載したピュア・デジタルサウンドシステムを採用。カーオーディオならではのダイナミックな音楽の楽しみ方を提案。
VOLVO S60
Audi 307CC
富士通テン『ECLIPSE』のシステムを搭載。メモリースティックで楽曲データを社内に持ち込んで楽しむ、新しいカーAVスタイルをデモ。
Audi 307CC
SUBARU LEGACY ツーリングワゴン
5.1chのカーシアターシステム。インダッシュ型モニターを搭載したDVD/CDレシーバーシステム『KD-AV7000』で映像も楽しめます。
SUBARU LEGACY ツーリングワゴン
Mercedes-Benz C-180 Station Wagon
カーナビのDVD再生機能を利用して映像を映し、5.1chデコーダーとサラウンドスピーカーで5.1chサラウンドサウンドを展開したカーシアターシステム。『007 ダイ・アナザー・デイ』をデモ。
Mercedes-Benz C-180 Station Wagon
NISSAN MURANO
日産とBOSEの共同で開発したムラーノ専用のサウンドシステム。ダッシュボードにコンサートホールが広がるようなピュアなサウンドが特長です。
NISSAN MURANO
Audi A4 Avant
エンターテインメント・ナビ『XYZ』を搭載して、豊富な映像・音楽コンテンツを楽しめます。
Audi A4 Avant
TOYOTA ALPHARD G
ALPHARD 5.1ch Theater Systemと名付けられたこの車では、各シートの背面にモニターを搭載。社内のどこでも映像を楽しめます。
TOYOTA ALPHARD G
個性的な彩りを楽しめるカジュアルなテレビや、2.1chスピーカー、DVDが手軽に楽しめるDVD一体型テレビなどを出展。ライフスタイルに合わせて選べるAV製品が魅力的です。
カラフルなデザインのオーディオが並ぶ
http://www.furutech.com/new1/index.asp
高品質なオーディオ用プラグやケーブルを展示。
純粋な音質を目指すには高品位ケーブルが必要
http://www.phonon-net.com/
純プラチナ導体を使い、タングステンの粉末で振動を抑えるオーディオケーブルを出展。2週間無料貸し出しもおこなっているそうです。希望の方はホームページで受付しています。
左:純プラチナ導体によるケーブル類
右:これがタングステンの粉末。この容器の量で大変重く感じます
http://www.trn-japan.com/
若い人たちに真空管に興味を持って欲しい。という願いで、8色のカラフルなデザインの真空管アンプを製作しています。ファッション誌にも紹介されている製品です。
イエローのトランスをつんだ真空管アンプ
http://www.acoust.rise.waseda.ac.jp/1bitcons/
高音質と省エネルギー、高効率電送を実現する1ビット方式の録音・再生システムを提案。今後は映像の1ビット化も課題にあがっているそうです。軽井沢にある『1ビットスタジアム軽井沢アトリウム』で、1ビットの音楽配信基地を運営しているようすなどを展示して1ビット普及に努めていました。
1ビット・デジタルのサウンドを体験
http://www.amtrans.co.jp/
オーディオ用の高音質フィルムコンデンサー、抵抗器、トランスを展示
優れたオーディオ作りのためのパーツ類
http://www.artea.co.jp/
お部屋に機器が増えると、複数のリモコンで操作することが煩雑になってきます。アルテアインクのリモコンは、こうした複数のリモコンの操作を、一台にまとめることができる便利なものです。
左:アルテアインクのブース
右:マルチに使えるリモコン
http://www013.upp.so-net.ne.jp/eco-Yone-Juku/
太陽エネルギーをバッテリーに充電して、アンプをDCでドライブするオーディオ・システムを提案。環境に優しく、自然エネルギーでドライブするシステムの音は、心を和ませる音色です。
太陽電池と蓄電池およびアンプ部
TV局の取材で人気の高かった、特長のある円筒形のアクリルを使ったスピーカーを出展。
【テレビ東京 WBS『トレンドたまご』で紹介されました】
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/2004/09/23/toretama/tt.html
戸澤式スピーカー
http://newee.com/taket/
世界初!! 波状高分子圧電フィルム振動板採用のスーパーツイーターを出展。レスポンスが良く、立体的な音場が特長です。
これがそのスーパーツイーター
http://newee.com/taket/
マグネシウム振動板を使ったスピーカー、通常の紙のコーン紙にはないキレの良いサウンドが魅力です。
クリアでストレートな音質でした
http://www.bunkyo.ac.jp/
映像、サウンド、ウェブなど、さまざまなオリジナルのデジタルコンテンツを研究している文教大学情報学部からの出展。ダンスパフォーマンスもあり、華やかなブースです。
文教大学の講演会の様子
http://www.bandai.co.jp/
楽器同士をケーブルで接続して、セッションプレイが楽しめる人形『プラグビート』を展示。ひとつ買い足すたびに楽しみが増えます。
ケンウッドとバンダイの協力で製作されました。
人形のセッションプレイ
http://www.assistd.com/
カラフルなオーディオ用トランスを展示。オーディオのパーツにもデザイン性を追求しています。
アシスタンスデザインのブース
http://www.pacificaudio.jp/
アメリカのブラック・ダイヤモンド・レーシング社の、サウンドを改善するオーディ用インシュレーターや、オーディオ・ボードを出展。高品位なオーディオケーブル『Zuケーブル』も展示しています。
音質追求のアイテムがズラリと並んでいました
http://www.s-atics.com/
高品位なオーディオケーブル、スピーカーシステムを出展
こちらも高音質をグレードアップする電送ケーブル類
http://www.kripton.co.jp/avc/
室内の音響を改善するアコースティック・パネルを出展。
室内の音響コントロールで音質は大きく改善されます
オーディオリファレンスは、カナダのハイエンド・オーディオブランド『クラッセ』を始め、各種海外の有名ブランドを取り扱う、輸入代理店。クラッセは、エレガントなフィニッシュが特長のオーディオです。
左の商品が『クラッセ』
http://www.herz-f.co.jp/
ハウリング対策用の計測器や、振動対策用のボードを出展
各種計測が並んでいました
エー・エス・シー社のサウンドパネル、スピーカーインターフェイス、GRADO(http://www.gradolabs.com/)のヘッドフォン、ヘッドフォンアンプを出展。
高純度電送を実現するケーブル
http://www.sanyo-lcdp.com/
大画面を高画質で見られる、ホームユースのプロジェクター『Z3』によるホームシアターシステムを視聴室で。さらに、液晶プロジェクション・テレビを出品。美しい映像が印象的です。
左:Z3プロジェクター・シリーズ
右:サンヨーの液晶プロジェクションテレビ
http://www.sony.co.jp/
参考出品で『SXRDリアルプロジェクションテレビ』を出品。赤を深く、鮮明に表現するのが特長で、スポーツカーの真っ赤なボディが空の色に包まれてくっきりと表現されていました。
ソニーのリアプロ・参考出品モデル
http://www.hometheater.co.jp/
ホームシアターに使用するさまざまなスクリーンを出品。スクリーン選びのこつやノウハウを掲載したカタログも配布していました。また、vogel's(http://www.vogels.com)のホームシアターインストール用器具も出品しています。
同社のホームシアター用スクリーン
http://www.i-love-epson.co.jp/
深い色合いが目を引く大画面液晶プロジェクションテレビ『LIVING STATION』、多彩なカラーモードを持つホームプロジェクター『dreamio』で、美しい映像をプレゼンテーション。プロジェクターによる大画面映像はまさに映画館のようです。
左:これが『LIVING STATION』。映像の美しさに思わずみなさんが立ち止まっていました
右:ホームプロジェクター『dreamio』
http://www.forteco1.com/
アンビエンスサウンドシアターシステム『FORTECO』を出品。テレビの前においた6本のスピーカーを搭載したユニットから、豊かな音場を広げていました。
今後の展開が楽しみな『FORTECO』
http://www.solidacoustics.com/
今回オープニングセレモニーや各種イベントルームで使われた、多面体の無指向性・点音源スピーカーを出品しています。ミュージックラウンジのテーブルでBGMを奏でていたのも、このスピーカーです。
球形のユニークなデザインが特長
http://www.cgnetwork.co.jp/
オーディオ評論家の故・長岡鉄男先生の製作した最高傑作スピーカーをさらに練り上げて生まれた『ZEN NE(禅音)』『KU NE(空音)』のナチュラル・ピュアサウンドを聴かせるブース。
故・長岡先生の魂が宿るスピーカー
舞台『ワーニャおじさん』、テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』等に出演中の俳優、角野卓造さんを迎えて、自宅のホームシアターシステムについて語って頂きました。お相手は、オーディオ評論家の潮晴男氏。潮氏は、角野さんの自宅のシステムのアドバイザーでもあるそうです。
左:良きアドバイザー、潮氏とともに登場
右:楽しそうに自宅のシステムを語る角野さん
中国の楽器『二胡』の奏者として日本で活躍している許可(シュイ・クゥ)氏を迎えてのイベント。中国では、100年以上前から演奏されているという『空山鳥語』などを演奏して聴かせてくれました。深く染み渡るような二胡の響きは、心の琴線に語りかけるように美しく響いていました。演奏者として感じる音と、録音を聴いたときの音の違いなど、興味深いお話もありました。
<許可氏についての詳しい情報は下記へ>
http://www.xuke.net/event.html
独自に改良を加えたスーパー二胡による演奏
ソニー、TDK、日立マクセル、富士フィルムなどのDVDメディア・メーカーの方々から、メディアを作る上での技術的な苦労や工夫を語って頂きました。DVDメディアのプレゼントもあり、楽しいイベントでした。
メディアの違いがどう映像の品質に影響するか?
ジャズやクラシックの名盤を通して、アナログレコードの音を堪能したイベント。往年のジャズ喫茶で一杯のコーヒーを飲みながら楽しんだあの音がさらに魅力を増して、鮮明な思い出となってよみがえる様な音でした。ピュア・オーディオの世界もまた、着実に進化していることを感じさせます。
アンプも真空管を使用
それでは、また来年、お会いしましょう。
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