ネットワークオーディオ構築してみて…(第1回)
多くのオーディオファンの方がネットワークオーディオを始めたいと思っていても何から始めればいいのか思い悩んでいられるのではないかと思います。私自身もそうでしたが、とにかく始めてみようと思い、出来るだけ現在の「アナログベース」のオーディオ装置を生かしつつ、なるべくお金を掛けない方法で始めてみました。
始めたのは数年前でまだネットワークオーディオ機器があまり多くない時期でしたが、当時持っていたPS3がDLNA対応でしたので、PS3をネットワーク端末として使い、HDMIでAVアンプに接続し、NASに保存したデジタル音源(ファイル音楽)を再生するという構成で始めました。
現在のシステムは図-1の通りですが、AVアンプをDLNA対応のソニーのTA-DA5700ESに変更した以外は機器構成も含め基本的に変わっておりません。
図-1:ネットワークオーディオ構成図
それでは、ブロック別に目的と機能を説明します。
ピンクの機器群がPC/IT関係になり、もともとインターネットを行うために持っていた機器です。因みにインターネットはフレッツ光です。
次に、水色の機器群ですが、PS3も含めたAVホームシアター機器とピュアオーディオのアナログLP再生機器です。前述の通り、ネットワークオーディオ再生はDLNA対応機器を使うためAVホームシアター機器が中心ですが、ここには記載していませんがアナログLPとCD/SA-CDディスクを聞く為のピュアオーディオ機器も所有しています。
そして、黄色の機器ですが、これらがネットワークオーディオをするために新規に購入した機器です。
この機器構成でお分かりのように、このネットワークオーディオシステムのコンセプトは、先ず、デジタル音源の保存は、PCインフェース(オンキヨーのUSBサウンドユニットSE-U55ES)を使ってCD、アナログLP音源をPC経由でNASに取り込み、再生はDLNA対応機器を使い、NASから、PCを介せずに、直接PS3またはAVアンプから再生しよう言うことです。勿論、最近多くなってきたハイレゾ配信音源もインターネットからPCで取り込み、NASに保存し、ハイレゾ音源再生に対応したAVアンプから直接再生しています。次回はそれぞれの機器の説明をしたいと思います。
(第1回おわり…)