商品レポート

ホームシアターシステム SONY HT-CT370

今回はSONYのバータイプシステムについてレポートします。

まずはじめに目を引くのが、製品のパッケージです。本製品は、バースピーカー本体とサブウーファー部が独立した構成となっています。従来の製品ですと、これらは個別の梱包が成され、二つのパッケージとなるところですが、なんと一体のパッケージとなっています。音符の形を思わせるようなユニークな形で、音符の丸の所に持ち手があり、意外と持ちやすく、かなり考えたなと思わせる作りです。(図 1)

図 1:パッケージのイメージ

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パッケージの内容は、バースピーカー本体、サブウーファー、リモコンとシンプルです。サブウーファーが別ということは、本体とケーブルで接続かと思いましたが、最新の製品でもあり、なんと無線接続となっています。このため、サブウーファーの設置性が上がり、TVの傍はもちろんラックの脇や中などいろいろなセッティングが可能となります。とかく場所を取り設置場所や配線に苦労するスピーカーですが、スッキリと設置できます。でも、無線というとその設定が面倒ではと考えますが、本機には「LINK」ボタンがあり、これを押すだけで簡単に接続ができるようになっています。(図 2 – 図 3)

図 2(左): サブウーファーとの接続表示
図 3(右):サブウーファーのリンクボタン

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本体(バースピーカー部)とTVを接続しますが、HDMIケーブル一本で済みます。ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)に対応していますので、手持ちのTVもARC対応であれば、これで終了です。旧製品で未対応であれば、従来と同じく光ケーブルで接続することでTVの音声を再生することができます。

入力系統は、HDMIが3系統、光デジタルが1系統、アナログ入力が1系統と様々なソース機器の接続に対応できます。(図 4)

図 4:接続端子群

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本体の設置は、そのままラックに置くだけで最適な位置となります。断面形状がひし形のような形なのでTV前面に置くだけでリスナーの方向に自然と向きます。TVには置台があり、そのままでは前に出てしまいますが、TVに密着して設置したい場合には、付属の台座を取り付けることで可能となります。また、この台座は、壁掛けにも対応できる構造となっており、TVが壁掛けとなっている場合には、それに合わせた壁掛け設置が可能となります。

図 5(左):本体のみの設置状態
図 6(右): 付属台座を用いた場合

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表示部の視認性も、ネット越しに現在の状況が見えるので戸惑うことはありませんが(図 7)、できればオンスクリーンもできると良かったかなと思いました。

図 7(左):表示部
図 8(右):サウンドフィールドボタン

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肝心の音質ですが、独立したサブウーファーのため、低音は十分な迫力で再生できます。サブウーファーは独立したボリュームで調整できますので再生環境に合わせた調整が可能です。リモコンには、再生ソースに合わせたモードが用意されており、好みの音質に調整できます。(図 8)

設置性と、音質調整、無線接続による接続の簡便性が図られ、初めて導入される方でも簡単にシアター気分を楽しめるようになってきています。

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