過去のおすすめソフト

株式会社シーディージャーナル CDジャーナル誌 (選者)村井 康司氏 8月の推薦盤

ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、
ブライアン・ブレイド
ラウンドアゲイン

CD
ジャンル:JAZZ
レーベル:ワーナー
発売日:2020年7月10日
価格:2,500円+税
規格品番:WPCR-18350

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)福田 雅光氏 7月の優秀録音盤

圧倒的なスケールとワイドレンジで解像度が高いベルリオーズ
ベルリオーズ:幻想交響曲、黛敏郎:バレエ音楽《舞楽》
アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団

CD
発売元:日本コロムビア

発売日:2020年5月20日
価格:3,000円+税
品番:COCQ85492

株式会社シーディージャーナル CDジャーナル誌 (選者)久保田 千史氏 7月の推薦盤

ノラ・ジョーンズ
ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア

CD
ジャンル:JAZZ
レーベル:ユニバーサル
発売日:2020年6月12日
価格:2,600円+税
規格品番:UCCQ-1125

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)山之内 正氏 6月の優秀録音盤

シネマスコープの3D作品を思わせる立体音響が展開する
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 《1905年》
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) BBCフィルハーモニー管弦楽団

CD/SACD
発売元:Chandos(取扱 東京エムプラス)

発売日:2020年3月28日
価格:3,238円+税
品番:RCHSA5278

株式会社シーディージャーナル CDジャーナル誌 (選者)青木 和富氏 6月の推薦盤

パット・メセニー
フロム・ディス・プレイス

CD
ジャンル:JAZZ
レーベル:ワーナー・ノンサッチ
発売日:2020年2月21日
価格:2,500円+税
規格品番:WPCR-18309

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)峰尾 昌男氏 5月の優秀録音盤

大ホールでの演奏を極めて自然に伝える録音
マーラー:交響曲 第3番
小泉和裕指揮、九州交響楽団、 清水華澄(アルト)、 九響合唱団 他

CD
発売元:フォンテック

発売日:2020年2月5日
価格:3,500円+税
品番:FOCD9831/2

株式会社シーディージャーナル CDジャーナル誌 (選者)小山 守氏 5月の推薦盤

寺尾紗穂
北へ向かう

CD
ジャンル:J-POP
レーベル:Pヴァイン
発売日:2020年3月4日
価格:2,700円+税
規格品番:PCD-27044

株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)福田 雅光氏 4月の優秀録音盤

生ライヴでは聴けないオーディオ的なリアリティーの追求である
『and alone』
松尾 明 (ドラムス)、山本玲子(ヴィブラフォン)、
牧原正洋(トランペット)、仲石裕介(ベース)

CD
発売元:アンビバレンス

発売日:2020年5月20日
価格:2,727円+税
品番:AMCE001

株式会社シーディージャーナル CDジャーナル誌 (選者)安田 謙一氏 4月の推薦盤

VA
都はるみを好きになった人~tribute to HARUMI MIYAKO~

CD
ジャンル:J-POP
レーベル:コロムビア
発売日:2020年2月22日
価格:3,000円+税
規格品番:COCP-41009

2020年3月23日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト

類家心平「RS5pb」CD( UHQCD仕様 )

発売元:T5Jazz Records
リリース日:2020.3.25
価格:¥2800+税
品番:T5J-1016
【ハイレゾ配信】 ・FLAC 24bit/96kHz ¥3,200+税 ・DSD 2.8M ¥3,600+税

聴きどころ

トランペッター類家心平の4年ぶりニューアルバムの紹介です。自身が率いるバンド名「RS5pb」(Ruike Shinpei 5 piece band)をアルバム・タイトルに冠した意欲作。足掛け8年に渡る彼ら5人の演奏が見事に一体化しており、なおかつスケールの大きな作品に仕上がってます。2016年発表の前作「UNDA」につづく横浜ランドマークスタジオでの収録で、マスタリングは鈴木Cちゃん浩二氏の手による手堅い音作りに。
アルバムは一曲目の印象が大事で「Civet」はド頭からパンチを喰らわせてくれるサウンドの塊からスタートし、そのまま引き込まれて行く展開に。二曲目バリトンサックスが加わった「Chaotic Territory 1」で緊張感も一気に高まり、三曲目「Dada」の前半で少し外してくれるのも、嬉しい展開。「Lady Jane」はローリングストーンズのカバー曲でミュートトランペットがしっとりと歌いあげてくれます。気になるのがボーナストラックとクレジットされている八曲目の「Soma」で途中から演奏がアッチェレランド(だんだん早く)しておりスネアロールから始まるけだるい曲がグングンと走っていく様子が面白い。九曲目「IO」は9分と長い演奏にチェロ、ビオラ、バイオリンが加わり、ここまでのアルバム演奏曲の熱気をゆっくりと冷ましてくれる、心憎い全体構成でプロデュースパワーに聴く者の舌を巻かせてくれます。
サウンドチェックはCD(UHQCD仕様)、FLAC24bit/96kHz、DSDの順に聴きます。すでにCD再生でトランペットの艶、特にミュートの絞り出すようなリアルな表情が良く収録されており、シンバルやスネアショットも快く突き刺さって、ベースとのからみも良く判ります。アルバム全体にアップテンポな曲が多いのですが、フッとした瞬間のピアノの響きが空間に拡がっていく様子も聴きとれます。これがFLACでの再生になると全体のメリハリが効き、よりオーディオ機器が活きいきとして来るので、ハイレゾの魅力とありがたみが感じられます。ハイレゾでもDSDとなると少し方向性が違い、現場スタジオのサウンドが聴こえ、演奏者達の息遣い、ノリ、演奏中の合図や目くばせまでが見えるような暖かくも切れの良いサウンドに変わります。

評:JAS