過去のおすすめソフト
株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)山之内 正氏 6月の優秀録音盤
株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)村井 康司氏 6月の推薦盤
2016年のマイルス
マイルス・デイビス&ロバート・グラスパー
「マイルス・アヘッド」オリジナル・サウンドトラック
CD
ジャンル:Jazz&Fusion
レーベル:SR・SONY CLASSICAL
発売日:2016.4.27
価格:2,400 円+税
規格品番:SICP-4776
株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)峰尾 昌男氏 5月の優秀録音盤
株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)渡辺 亨氏 5月の推薦盤
2016年4月28日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト
広上淳一指揮 東京ガーデン・オーケストラ
バリー・グレイ『サンダーバード音楽集~オリジナル・スコアによる』
CDアルバム/ハイレゾ配信
発売元:DENON
リリース日:2016.4.13
CD 品番:COCQ-85289 価格:¥3,000+税
WAV/flac 96kHz/24bit 価格:¥2,790(税込)
WAV/flac 192kHz/24bit 価格:¥3,000(税込)
聴きどころ
1966年にNHK総合放送で放映された特撮人形劇「サンダーバード」に心を奪われ、オープニングのカウントが聞こえるとテレビに走り寄った記憶がある諸兄も多いことと思います。オーケストラ曲に載ってサンダーバード1号から宇宙ステーションの5号までがテンポ良く登場し、目はいつも釘づけでした。
長年紛失していたというそのオーケストラ・スコアが発見されて、放送50周年を記念しての新しい録音によるサンダーバード音楽集です。オリジナル カウントダウン ボイスから発射音SEまでが放送当時の音である他演奏は全編ハイレゾによる録音で、日本語主題歌もあの頃聴いてたイメージ通りの演奏に感動を覚えます。全24曲はそれぞれの使用シーンに応じた日本語タイトルが付いており、これは秘密基地トレーシー島のシーンでバックに流れていた、これはペネロープ号だなど映像をイメージしながら聴くのが正しい楽しみ方。もちろんより演奏が活きいきとスピーカーから飛び出してくるハイレゾ音源は一聴の価値があります。
評:JAS
2016年4月28日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト
Hiromi, Anthony Jackson, Simon Phillips
Spark
CDアルバム/ハイレゾ配信
発売元:ユニバーサルミュージック合同会社/Concord Music Group, Inc.
リリース日:2016.2.3
CD 品番:UCCO-40008 価格:¥3,300+税
WAV/flac 96kHz/24bit 価格:¥3,200(税込)
聴きどころ
2011年 ヴォイス、2012年 MOVE、2014年 ALIVEに続く世界最高峰のプレイヤーアンソニー・ジャクソン(contrabass guitar)、サイモン・フィリップス(drums)と組む「ザ・トリオ・プロジェクト」の第4弾となる待望の全作曲:上原ひろみによる最新作アルバムを聴きます。TR1のピアノソロから始まりアルバム聴きはじめを盛り上げてくれるアップテンポな曲に続き、TR2へ流れ、TR3のコントラバスギターのハイトーンで美しいメロディは聴けるスローナンバー移ります。TR4のエンディング部分でわずかに響きが残る18インチタムの低音が美しく、オーディオでの再現力を試されるところ。TR5では再びスローテンポでピアノがうたうゆったりとした彼女の世界を堪能し、TR6ではアップテンポで開始しながらも「ジレンマ」で途中立ちどまり戸惑いを表現しているパートも聴きどころだと思います。TR8のピアノソロ演奏はクラブ活動を終えた放課後のようなゆるやかさで、TR9のエンドタイトルはコントラバスギターの低音部分をしっかりと再生し聴いてほしい部分です。
ハイレゾはコントラバスギターの弦の響き、ピアノの立ち上がり、ドラムシンバル類がクリアに聴こえます。
評:JAS
株式会社音楽之友社 ステレオ編集部(選者)福田 雅光氏 4月の優秀録音盤
株式会社音楽出版社 CDジャーナル誌 (選者)劔 樹人氏 4月の推薦盤
2016年3月23日 日本オーディオ協会が選んだおすすめソフト
SHINPEI RUIKE / UNDA
発売元:T5Jazz
発売配信開始日:2016.3.23
価格:¥3000+税
品番:T5J-5012 (flac 96kHz/24bit)
CD(最新の高音質UHQCD仕様)
品 番:T5J-1012
価 格:2,600円+税
聴きどころ
類家心平T5Jazzから二作目のアルバム。一作目は足の踏み場も無いくらい小さな小屋でのライブ収録でメンバー五人の息吹と意気が濃密なサウンドに溶け込でいたが、今回は同じメンバーでのスタジオ収録。手元資料によるとPCM96kHz/32bit録音とあるので早速ハイレゾファイルで試聴してみた。アルバムタイトル曲「Unda」とTr2「Haoma」とハイレゾ収録の効果でドラムスの特に金物系のシンバルやカウベルなどが距離感を確保しながらもクリアな音にいきなり驚く。類家のトランペットを競うようにリズムを刻むライドの粒立ちが素晴らしい! Tr6「Danu」は歪系の作品で音作りには好みが分かれるところだがハイレゾで聴く抜けの良いディストーションは心地よく響いてくる。
Tr9「Kyphi」は唯一のアコースティックギター曲でピアノとのコンビネーションがあまりにも普通の演奏に成りきらずに良いが、続くTr10「Pirarucu」のスローナンバーで類家の艶ある音色が光っている。この辺りが聴きどころである。
大作と小品が程よくミックスされた十の作品で計算されつくした切れ味あるアルバムに仕上がった。
評:JAS