第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
- 河村尚子 Hisako Kawamura(ピアノ)
室内楽・合唱部門賞
- 東響コーラス Tokyo Symphony Chorus
オペラ・オーケストラ部門賞
- ジョナサン・ノット指揮 / 東京交響楽団
Jonathan Nott / TOKYO SYMPHONY ORCHESTRA
現代音楽部門賞
- 名古屋フィルハーモニー交響楽団 Nagoya Philharmonic Orchestra
(コンポーザー・イン・レジデンスの成果に対して)
研究・評論部門賞
- 松平敬著「シュトックハウゼンのすべて」(アルテスパブリッシング) Takashi Matsudaira
功労賞
- 佐伯茂樹(古楽器演奏家、音楽評論家)Shigeki Saeki
ポピュラー部門
最優秀作品賞
- 氷川きよし「限界突破 X サバイバー」
イベント企画賞
- 公益財団法人 大田区文化振興協会主催公演 下丸子 JAZZ 倶楽部
新人賞
- King Gnu
著作出版物賞
- ロバート キャンベル著「井上陽水英訳詞集」(講談社)
功労賞
オーディオ部門
技術開発賞
- サエク WE-4700(トーンアーム)
優秀録音作品賞
- アンドレア・バッティストーニ指揮 / 東京フィルハーモニー交響楽団
上野耕平、山中淳史、石若駿
『ベートーヴェン:交響曲第 5 番「運命」/ 吉松隆:サイバーバード協奏曲』 COCQ-85466
著作出版物賞
- 永瀬宗重著『暗い低音は好きじゃない!~ダブルウーファーズ会長のオーディオ 探求~』
(2019 年 12 月 11 日、CD ジャーナル社)
自身が 2000 年から始めた、インターネットのブログを元に書籍
功労賞
第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
詳細はこちらから→http://musicpenclub.com/prize/prize32.pdf
第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
©Marco Borggreve
- 佐藤 俊介(ヴァイオリン)
室内楽・合唱部門賞
- 新国立劇場合唱団(New National Theatre Chorus)
オペラ・オーケストラ部門賞
- 公益財団法人 NHK交響楽団(NHK Symphony Orchestra, Tokyo)
現代音楽部門賞
©Kaz Ishikawa
- 細川 俊夫 オペラ「松風」(新国立劇場)
ポピュラー部門
最優秀作品賞
- 宇多田 ヒカル「初恋」
イベント企画賞
- 内田 裕也プロデュース/46th New Years World Rock Festival
新人賞
- 甲田 まひる
オーディオ部門
技術開発賞
- テクニクスSL-1000R
優秀録音作品賞
- マーラー 交響曲第十番・嬰ヘ短調(ラッツ校訂版)
- ブルックナー交響曲第九番・ニ短調(コールス校訂版)
- ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団 エクストン OVCL00668(国内盤SACD)
第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
- 「小倉貴久子(フォルテピアノ)」
室内楽・合唱部門賞
- 「鈴木雅明(音楽監督・指揮)/バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽)」
オペラ・オーケストラ部門賞
- 「シルヴァン・カンブルラン(指揮)/読売日本交響楽団(管弦楽)」
現代音楽部門賞
- 「西川竜太」
ポピュラー部門
最優秀作品賞
- 「坂本龍一『async』」
commmons(RZCM-86314)
作品企画賞
- 「ONE STEP FESTIVAL 永久保存盤 21枚組」
SUPER FUJI(FJSP-288)
オーディオ部門
優秀録音
- 「インバル指揮・東京都交響楽団『ショスタコーヴィチ:交響曲第8番』」
EXTON(OVCL00635)
第29回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
- 「舘野泉(ピアノ)」
室内楽・合唱部門賞
- 「古典四重奏団(弦楽四重奏)」
オペラ・オーケストラ部門賞
現代音楽部門賞
- 「京都市交響楽団(60周年記念特別演奏会 シュトックハウゼン:グルッペン」
ポピュラー部門
最優秀作品賞
- 「渡辺香津美『ギター・イズ・ビューティフル KW45』」
ワーナーミュージック・ジャパン(WPCR-17069)
作品企画賞
- 「服部隆之『NHK大河ドラマ 真田丸 オリジナル・サウンドトラック THE BEST』」
NHK エイベックス・クラシックス・インターナショナル(AVCL-25923)
オーディオ部門
優秀録音
- 「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番(ダイレクト・カットSACD)」
ピアノ:田部京子
TRITON オクタヴィアレコード(OVXL-00094)
第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
室内楽・合唱部門賞
オペラ・オーケストラ部門賞
現代音楽部門賞
ポピュラー部門
録音・録画作品賞(日本人アーティスト)
- 寺井尚子「ホット・ジャズ」
ユニバーサル ミュージック合同会社(UCCQ-1035)
録音・録画作品賞(外国人アーティスト)
- キース・リチャーズ「クロスアイド・ハート」
ユニバーサル ミュージック合同会社(UICY-15429)
オーディオ部門
優秀録音
- プッチーニ:歌劇≪トゥーランドット≫全3幕
アンドレア・バッティストーニ指揮 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
日本コロムビア(COGQ-85)
第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門賞
- 「イリーナ・メジューエワ」
室内楽・合唱部門賞
オペラ・オーケストラ部門賞
現代音楽部門賞
ポピュラー部門
録音・録画作品賞(日本人アーティスト)
- 「サムシン・ブルー/山中千尋」
ユニバーサル ミュージック合同会社(UCCQ-1016)
録音・録画作品賞(外国人アーティスト)
- 「チーク・トゥ・チーク/トニー・ベネット&レディー・ガガ」
ユニバーサル ミュージック合同会社(UICS-1286)
オーディオ部門
優秀録音
- J.S.バッハ: 教会カンタータ全集
鈴木雅明指揮・バッハ・コレギウム・ジャパン
CD/SACD BIS/キングインターナショナル(KKC8501~55)
第26回ミュージック・ペンクラブ音楽賞
クラシック部門
独奏・独唱部門
- 「山根 弥生子」
- 2013年7月発売の「山根弥生子 ベートーヴェンを弾くvol.3~バガテルとさまざまな小品~」(コジマ録音)により、日本人初のベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音の偉業が達成された。1960年のデビュー以来、半世紀以上にもわたる国内外に及ぶ長年の演奏活動はもとより、ベートーヴェンの演奏録音では1997年の現役日本人女性ピアニスト初となるピアノ・ソナタ全集を発表以来、作品番号なしの作品までも網羅した単独での録音は世界的にも珍しく、既存の全集録音にはない未収録作品を複数含む希少性と共に、演奏のクオリティが極めて高いことも評価される。(齋藤弘美)
- 山根弥生子 ベートーヴェンを弾く
~変奏曲集~(ALCD-9049, 9050)
~変奏曲とロンド~(ALCD-9117, 9118)
~バガテルとさまざまな小品~(ALCD-9127, 9128)
現代音楽部門
- 「東京シンフォニエッタ」
- 1994年の創設以来、同団は国内外の同時代作曲家たちの創作活動に直接かかわった優れた演奏活動を手堅く展開してきた。東京での定期公演を継続するとともに、世界の主要な現代音楽祭への出演を続けている。これまでに140名以上もの現代作曲家の作品を取り上げ、また数多くの作曲家へ新曲を委嘱し、世界・日本初演を行ってきた。2013年にはそのうち彼らの代表的な世界初演曲を中心にした2点のCD『東京シンフォニエッタ・プレイズ西村朗』(カメラータ)をリリースし、現代音楽界への貢献度の高さを明示した。(石田一志)
- 東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第1集/虹の体
【西村 朗 作品集 15】(CMCD-28282)
- 東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第2集/天女散花
【西村 朗 作品集 16】(CMCD-28283)
ポピュラー部門
録音・録画作品賞(日本人アーティスト)
- 「HEAVENLY MUSIC/細野 晴臣」
ビクターエンタテインメント(VICL-64031)
- フランク・シナトラが歌った「Something Stupid」やクラフトワークの「Radio Activity」、ボブ・ディランの曲に自作詞をつけるなど、自身の愛聴してきた多彩な楽曲を、豊かな知識に裏打ちされた柔軟な解釈で演奏。はっぴいえんどやイエロー・マジック・オーケストラなどの一員として、また作曲家として日本のロック、ポップスに多大な影響を与えてきた足跡とも重なり、自作曲も見事に溶け込む。スタンダードな楽曲の魅力、ポピュラー音楽の豊かさを改めて気付かせる。簡潔な曲解説にも細野らしさが滲み出て、楽しく視野を広げてくれる作品。(今井智子)
録音・録画作品賞(外国人アーティスト)
- 「ザ・ネクスト・デイ/デヴィッド・ボウイ」
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SICP-3788)
- 音楽に限らず、アートからファッションまで、いまだ多大な影響力を持つ鬼才も、66才になった。2004年、ツアー中に倒れ、それ以降引退説が囁かれたこともあったが、現役復帰を伝える10年ぶりの新作だ。全世界15カ国以上のチャートで一位に輝くなど、ロック史上最高のカムバックと評され、大歓迎された。70年代の傑作『ヒーロー』を持ち出し、自らを揶揄したかのような攻撃的なジャケットからしてそうだが、過去に縛られずに、未来に向けて鋭く問いつづける。デヴィッド・ボウイならではの緊張感が貫かれている。(天辰保文)
オーディオ部門
最優秀録音賞
- 「CANTUS/加藤訓子」(SACD、CD、配信)CDK432
Linn Records
- パーカッショニスト加藤訓子が自ら編曲し、全パートを一人で演奏したリンレコーズ注目シリーズの第2弾。今回はアルヴォ・ペルトに焦点を合わせた意欲的なプログラムで、どの作品も静寂のなかでの階調の豊かさが際立ち、柔らかく溶け合う繊細な響きが美しい。演奏家がイメージした響きを忠実に音として形にした録音エンジニアの手腕も、もちろん見逃すことはできない。作品ごとに最適な録音会場を吟味し、その空間の響きを積極的に生かしていることも特筆に値する。スタジオマスターとSACD、音の純度の高さは甲乙つけがたい。(山之内正)