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掲載日:2011/01/14

日本オーディオ協会会長より平成23年新年のご挨拶

「今年こそ、感性価値文化(オーディオ文化)の復活を目指そう」

社団法人 日本オーディオ協会
会長 校條 亮治

みなさま、明けましておめでとうございます。

昨年は、金融不安からの世界不況もアジア地域を中心とした新興国の経済成長に支えられ、ようやく回復基調になりました。しかし、内外とも政治・経済においては、未だ激動の一年であったと思います。

日本オーディオ協会は感性価値文化の中心ともいえるオーディオ文化復活を目指し、昨年11月21日~23日に秋葉原において2回目となる「オーディオ&ホームシアター展TOKYO」を開催し、入場者数も前年比13%増の好評を博すことが出来ました。特に今回はエコポイントと地デジ化に伴う薄型大画面TVと3DTVの出現による大画面TVの大普及期となり、「映像とオーディオの融合」、配信やUSBなど高音質で新しい音源の出現による「デジタルとアナログの融合」など、新たなオーデ ィオ文化の提案をしてきました。

具体的には、お客様の体験機会の拡充では中小メーカーへの視聴室の提供、企業別セミナーの提案、大学クラブの参加、国内高級機種によるプロ録音賞エントリーディスクの視聴会など、新しい試みも 取り入れました。この試みは大きな反響を呼び、その芽が出つつあることを実感できました。また、12月6日の「音の日」には無声映画弁士の澤登翠氏を「音の匠」として顕彰するなど、大いに「感性価値文化」の復活継承に取り組みました。

日本オーディオ協会は、日本人の最も得意とする感性価値であるオーディオ文化の復活を目指し、活動を強化してまいります。年頭に当たり、関係の皆様のこの一年のご健闘をご祈念すると共に、変わらぬご支援をお願い申し上げます。


校條亮治