掲載日:2012/01/06
日本オーディオ協会会長より平成24年新年のご挨拶
「創立60周年を迎え、健全な再生音楽文化の発展を!」
一般社団法人 日本オーディオ協会
会長 校條 亮治
みなさま、明けましておめでとうございます。
昨年は、国内においては東日本大震災と福島原発被災という、まさに国難の年でありました。また、海外においても大きな地震や水害が発生し、地球が壊れているのではと思いたくなるような年でした。被災地の方々には心からお見舞いを申し上げます。今年こそみなさまが、心穏やかに過ごされることを祈念するばかりです。
さて、日本オーディオ協会は今年で創立60周年を迎えます。これも諸先輩並びに皆様方のご支援の賜物と思い、深く感謝を申し上げます。今日、これだけ手軽に高音質で再生音楽を聴くことが出来るようになったのは技術の進化もありますが、その技術を現実にしてきた諸先輩のたゆまぬ努力があってのものであり、敬意を表したいと思います。一方で、昨今の流れとして利便性と価格ばかり追求してきた結果、そこから得られる本物の音や感動がないがしろにされている感じがするのは私だけでしょうか。音楽は感動そのものです。単に音の高低やリズムが情報として届けばよいと言うものではありません。60周年を迎えるにあたり、今年は音楽文化と再生音楽文化 = オーディオ文化が車の両輪として発展できるよう取り組んでいく所存です。みなさまのかわらぬご支援をお願い申し上げます。
会長 校條亮治