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2025winter
Qobuz日本上陸
ゲスト:祐成秀信さん(Xandrie Japan株式会社)
インタビュアー:吉田穣(ティアック株式会社)
執筆:末永信一(日本オーディオ協会 専務理事)
2024年10月、オーディオファン待望のハイレゾ・ストリーミングサービス「Qobuz(コバズ)」が日本でスタートしました。導入のキーマンであるXandrie Japan株式会社の祐成秀信(すけなり ひでのり)さんをゲストにお招きし、サービス導入の背景や特徴などをお伺いしました。インタビューは、ティアック株式会社の試聴室にて行われ、JASジャーナル編集委員でもあるティアックの吉田穣さんには、機器セッティングや操作もお願いしました。
Qobuzについて
末永)まずは、サービスの開始、おめでとうございます!
祐成)大変お待たせしました。
末永)反響もよろしいようで、素晴らしいですね。
祐成)ありがとうございます。やっぱりお客様に喜んでいただくことが何よりですから、本当にうれしいです。
吉田)最近、積極的にセミナーを実施されていますね。2024年の年末のオーディオイベントでは、いろんなところで祐成さんをお見掛けしましたが、セミナールームから人が溢れていましたよ。
祐成)雑誌社やオーディオ評論家の方々、それにメーカーの皆さまからお声掛けいただき、紹介の機会を頂戴しております。
吉田)今日はJASジャーナルらしい深掘りができればと思いますので、ご協力をお願いします。
末永)最近、いろんなメディアでQobuzの記事を目にするわけですが、Qobuzの記載の後に(コバズ)と読み方を書かれていますよね。この辺に、まず今回の導入の本気度を感じるんです。私がQobuzというフランスのサービスを知ったのは、もう10年くらい前になるんですが、私の周りでは、コボスと発音されていたんですね。でも他の会社の人は、クーバズと発音する人がいたりして、どう発音するのが正しいのかなぁと思っていたのです。
祐成)おっしゃる通り、日本人にはあまり聞き馴染みのないワードなので、読まれ方もバラバラだったということもあり、コバズとしっかり認識してもらおうということで、「Qobuz(コバズ)」と表記しています。
吉田)そもそもQobuzってどういう意味なんですか?
祐成)Qobuzというのは、カザフ族の弦楽器なのですが、馬の毛の2つの弦を持つバイオリンのような楽器です。この楽器が他の全ての楽器に先駆けてカザフ族が最初に作った楽器だと言われているんです。それで、このQobuzの伝統音楽に込められた、魂に響く音楽の響きのように、コミュニケーションを図り、つながりを作り、別の次元へと連れていくことを目指す思いが、Qobuzの名前の由来となっています。
吉田)そういう由来とは知りませんでした。思いが壮大ですね。
末永)e-onkyo musicがXandrie SAに事業譲渡されたのを機に、Xandrie SAには日本オーディオ協会の法人会員になっていただき、祐成さんは日本代表というお立場でお付き合いが続いているわけですが、OTOTENのような場を使ってハイレゾ・ストリーミングをしっかり紹介していきたいですね!と、これまでも何度か話をしてきましたね。
祐成)Qobuzの紹介は、サービスを知っていただくのは当然ですが、オーディオファンの方々にハードとの親和性の高いサービスであることを知ってもらいたいですから、オーディオファンがたくさん集うOTOTENのような場にはすごく期待しています。ここまで先送りになってしまってすみません。
末永)祐成さんも知らない話かもしれないですが、実は10年くらい前に、Qobuzがコンテンツプロバイダーとして最初にハイレゾロゴを使わせて欲しいと手をあげてきたんですよね。当時からハイレゾに関心が高かったんだと思います。その頃、私も多少やりとりに関わらせていただいたのですが、文化を大事にする雰囲気を持った会社だなぁと感じるものがありましたね。まだフランスの小さなコンテンツプロバイダーだったQobuzは、その後どんどん成長して世界規模のサービスになり、なんだか今思うと感慨深いです。
祐成)Qobuzは2007年にフランスのミュージシャンが立ち上げた、音楽好きのための音楽配信サービスなんです。
末永)なるほど、その辺にこだわりの原点が見えますね。
世界的にも期待されている日本導入
末永)日本に導入された直後に、祐成さんはフランスの本社に出張されていましたが、いろんな期待をしっかりと受けてきたんじゃないですか?
祐成)日本の音楽市場は、アメリカに次いで世界第2位の規模を誇っているので、そこにビジネスが立ち上がるというのは、もちろん期待されますし、日本独自の音楽文化もたくさんありますからね。
末永)ただ単に、海外に存在したサービスを日本に持ってくるだけじゃないですものね。相当な苦労があったんじゃないかと思います。
祐成)おっしゃる通りです。これまでQobuzは、インディペンデントなクラシックレーベルに強いと言われてきましたが、この度の日本導入について言えば、やはり国内レーベルの作品があることですね。
吉田)具体的には海外の方は、どんなことを注目されていましたか?
祐成)世界中から担当者が集まって来ていたんですが、日本のコンテンツは世界で展開されるのか?と。日本のコンテンツを海外で流通したいというモチベーションがすごく高いんです。
吉田)特にフランスは日本のアニメが大人気ですからね。
祐成)そうなんです。フランスのメンバーが、日本のアニメを日本のものと知らずに育ったらしくて、『シティーハンター』とか大人になってから日本のものだったと知って驚いた、みたいな話を聞かせてくれたり、それで日本のアニメにさらに興味を持って、いろいろ探してくれたらしく、そんな背景があるので、とにかくアニメの主題歌は熱いです。1980年代くらいのものからカタログに入れてね!と言われましたね。また、アメリカのマネージャーからは、「梶芽衣子」の曲は聴けるのか?って話があって…。僕は梶芽衣子って誰?って感じだったので、頭の上にハテナマークがたくさん浮かんでましたよ。ちょっと調べても海外の人が好む要素が分からなくて。
末永)梶芽衣子を知らなかったんだ…。祐成さんは若いんだね(笑)。その問い合わせをしてきた方は、タランティーノ監督の映画のファンなのかもしれませんね。タランティーノは古い日本の映画が大好きだそうで、特に梶芽衣子のファンだったと聞いたことがあります。
祐成)そういうのがあるんですか。みんな結構いろんなことを深いところまで知っているんですよね。シティ・ポップや和ジャズが世界中で流行っているってことくらいしか知らなかったから、驚きの連続でした。
末永)みんなが期待するようになるには、クリアしないといけない権利関係も多いかと思いますが、引き続き頑張ってください。
祐成)やってみないと分からないことも多いと思うので、チャレンジは続けていきたいと思っています。
Qobuzの特長
末永)ミュージシャン志向だった祐成さんならではの、これはすごいぞ!と意識しているところを紹介していただけますか?
祐成)Qobuzって音楽愛溢れるスタッフがたくさんいて、そんな音楽好きによるキュレーションがすごいと思います。各国にミュージック担当だとかマガジン記事を書く編集担当が配置されていまして、一過性の流行じゃなくて、普遍性のある素晴らしい音楽を紹介しようという信念を持って業務にあたっています。またマガジンには、音楽が作られた背景やシーンを紹介していますが、これもなかなかすごいんです。
末永)なるほどね。
祐成)マガジンは、ニュース(新譜のリリース情報など)、パノラマ(特集記事 アーティスト・アルバム・レーベルなどを深掘り)、Hi-Fi(オーディオ機器の紹介)、インタビュー(注目のアーティストやエンジニアなどにインタビュー)の4項目に分類しています。
末永)事前にちょっと覗いてきたんですが、読み始めるとほんと興味深い内容のものが多いですね!私が若い頃に流行っていたカシオペアというバンドのメンバーのうちの3人が、最近「かつしかトリオ」という名前で活動をしているんだけど、そんなコアな人たちにインタビューしている記事を見て、なんてセンスがいいんだろうと楽しく読ませてもらいました。
祐成)今はまだ海外の記事を翻訳しているものが多いのですが、これから日本発の記事も増やしていきたいと思っています。
末永)それは楽しみですね。音楽の話だけでなく、Hi-Fiのところでは、Qobuzを聴くのに適した商品の紹介なんかもあって、なかなか手厚いなぁと感心しました。
祐成)ありがとうございます。Qobuzのスローガンに、「Rediscover Music(音楽を再発見しよう)」というのがありまして、音楽を発見し、音楽の持つ力を再発見しようという熱い気持ちが、サービスの様々なところに浸透していると思います。
では、聴いてみましょう
吉田)本日ですが2つのシステムを用意させていただきました。最初は、コンパクトなボディが人気の500シリーズで聴いていただきたいと思います。PCでストリーミングを受けて、USB-DACとプリアンプなどの機能を持つ「UD-507」に、パワーアンプ「AP-505」という組み合わせで聴いていただきたいと思います。スピーカーはB&Wの「800 D3」です。
末永)ところで、全部で何曲くらいあるんでしたっけ?
祐成)1億曲以上ありますからね、せっかくですから、プレイリストがいろいろと用意されていますので、その中を見て、興味のあるものを再生しましょう。オーディオメーカーや著名オーディオ媒体の方々が選曲したオフィシャルプレイリストなどもあり、その方々の感性で選ばれた素晴らしい音源を発見することも楽しいです。また、Qobuzは音楽好きなメンバーが丁寧に選曲しているんです。
吉田)魂を感じる話ですね!末永さんはJ-POPはどれくらい聴くんですか?
末永)そうねぇ、こだわりなく聴いているかな。
吉田)じゃあ、先日デモをしていて評判が良かった米津玄師の『パプリカ』を聴いてみましょうか。
<試聴>
末永)おー、ハイレゾでこの曲を初めて聴いたけど、色んな音が散りばめられていて、なんともハイレゾらしかったですね。すごく良かった!
吉田)和楽器の音なんかも面白いですよね。
末永)うん、全体的に音が踊っていたね!(笑)
祐成)この可愛いセットからこんな本格的な音が聴こえるなんて、すごいですねえ。
吉田)コンパクトな筐体なのに、本格的な空間表現力や解像度を表現すると評判なんですよ。実はフルサイズのフラッグシップモデルと同様に、ディスクリート構成の自社製DAC回路を搭載させています。なので、立ち上がりや消え際の音の細かな表現が出来ていたかと思います。またパワーアンプはクラスDでドライブしています。
祐成)こんなコンパクトなボディのアンプなのに、このスピーカーを鳴らし切るのは驚きです。
末永)今日はハードの評価じゃないので、ハードを褒めるのはこの辺にしておくとしても、これくらい聴こえちゃうと、やっぱりすごいハイレゾ音源だなぁと思いましたね!ハイレゾのサービスなのだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど(笑)
吉田)祐成さんリコメンドの曲を聴いてみたいです。
祐成)じゃあ、HERBERTの『THE AUDIENCE』を聴いてみましょう。
<試聴>
末永)なんかオシャレな音楽ですね~。静かなバーで聴いていたい気分になりました。作り込みもすごいけど、なんかぐっとくるなぁ。こういうのが、新たな音楽との出会いって話ですね。ほんと、まったく知らない曲でした。
祐成)生活音を使ってアルバムを作るというコンセプトで出来ているので、他の曲も是非聴いてみてください。それにしても、途中でピアノが入ったあたりから音場の広がりがすごくて、鳥肌が立っちゃいました。
吉田)次は末永さんリコメンドをお願いしますよ。
末永)じゃあ、Diana Krallの『S’Wonderful』を聴かせていただこうかな。
吉田)Diana Krallですね。
末永)検索できるってことが、便利ですよね。
吉田)これが、あいまいな綴りでもちゃんと検索してくれる優れものなんですよ。
祐成)それはいいこと聞きました(笑)。Diana Krallが好きなんですか?
末永)そうなんです。去年の5月に久しぶりに来日したので、そのコンサートに行ったんだけど、すごく彼女がご機嫌で。次はどの曲を聴きたい?って会場でリクエストを募ったわけ。お客さんたちもいろんな曲名を叫んでいたけど、その時に演奏してくれたのが『S’Wonderful』だったんだよね。
<試聴>
末永)いいねぇ。この曲は、いいシステムで聴くと彼女が微笑む瞬間が分かるんだけど、しっかり見えたねぇ!
吉田)良かったです。
祐成)ピアノもめちゃくちゃ上手いですね!
末永)弾き語りだからすごいよね。これがさぁ、コンサートの時は右側の方の席だったから残念だなぁと思ってたんだけど、ま、でもコンサート中、ずっと彼女の顔が見られたから、良かったのかな(笑)
吉田)じゃあ、システムを入れ替えて、今度はネットワークプレーヤー「UD-701N」でストリーミングを受けて、パワーアンプ「AP-701」との700シリーズの組み合わせになります。操作はタブレットで行います。こちらのパワーアンプは筐体が大きい分、内部はデュアルモノラル構成でアンプを積んでいまして、もちろん電源となるトロイダルコアトランスも左右独立して搭載しています。
末永)ネットワークプレーヤーなんだけど、こういうQobuz対応の機種がローンチと同時に各社からどんどん発表されていますが、何か特別な対応をしているのですか?
吉田)すでに海外市場に向けてQobuzに対応してきた機種ですので、日本で導入されたからといって、特別なことをやっているわけではありません。2016年に発売したESOTERICの「N-05」というネットワークプレーヤーからすでにQobuzに対応してましたね。
末永)裏返して言えば、すでにやっていたことだから、安心のプラットフォームと言えるわけですね。
祐成)はい、そういうことになります。ローンチしてから大きなトラブルもありませんが、もし対応が必要な場合があっても、本社チームと直接やり取りができるので、その辺は本当に安心してください。また、e-onkyo music時代からの信頼できるカスタマーサポートがあり、日本語で対応しますので、その辺も引き続き安心していただける体制も整えています。
末永)いいですね!世界的に広がりを持つようになって、ますます安心のプラットフォームを成熟させているわけですね。
祐成)では、Stan Getzのアルバム『Nobody Else But Me』から『Summertime』を聴いてみたいと思います。これは1964年の録音なのですが、1994年にリリースされたという隠れた名盤なんです。これはハイレゾ音源ではなくて、48kHz/16bitの作品です。
<試聴>
末永)1964年だなんて、そんな昔の録音とは思えないくらい、鮮明でいい音ですね。こんなアルバムがあったのか。さすが1億曲の中の1曲だ。
吉田)では次はQobuzのレコメンド機能で出会ったChristian Erbenというチェリストの演奏で、Max Regerの『無伴奏チェロ組曲(No.1 III Fuga. Allegro)』を聴いてみたいと思います。
<試聴>
祐成)吉田さんは、チェロを演奏するんですよね?
吉田)ええ。録音のいい作品を聴くと、もしここで自分が演奏していたら、と想像して、めちゃ緊張感を味わうんです。今日も手に汗が滲みました(笑)
祐成)なかなか低音の太さだけでなく繊細さもしっかり聴けて、こちらのシステムも素晴らしいですね。欲しいなぁ…。
末永)なにせ、まずスピーカーがうん百万だからね(笑)
祐成)いや~、欲しい!
末永)先ほどからタブレットの操作を見ていると、思ったより待たされずに再生が始まっていますね。すごいですね。
祐成)ありがとうございます。
これからのこと
吉田)先ほども話題になっていましたが、邦楽も最近増えてきていますから、今後とも楽しみですね!
祐成)やはり日本の方々に親しまれるサービスでありたいですね。ぜひ日本のオーディオメーカーさんにも、プレイリストを作って公開していただきたいと思いますし、評論家さんやライターさんにもプレイリストの提供をお願いしています。オーディオショップさんのプレイリストなんてものも面白いんじゃないかと思っています。
吉田)弊社もぜひ協力させていただきたいと思います。プレイリスト以外に、祐成さんがまだ何かやりたいと思っていることはありますか?
祐成)そうですね、私はe-onkyo musicをやってきた人間でもありますから、その頃にファンになっていただいた皆さんの期待を裏切ってはいけないと思っているんですよ。
吉田)それは確かにそうですね。
祐成)どうしてもQobuzとガッチャンコした仕組みですから、今までの操作感というか、UIと違ったものになっていまして、個人的にも使いにくさが生じていると思っています。これをフランスのメンバーと話して、ぜひ改善していきたいと思っています。
末永)それは日本独自のものを作るというよりも、祐成さんが提案したものがグローバルスタンダードになるといいですね。
祐成)そうですね。
吉田)まだ他にもありますか?
祐成)そうですねぇ、Qobuzissime(コバズィシム)というのがありましてね、新人紹介のコーナーといいますか、アワードという位置づけなのですが、デビューアルバムから2ndアルバムまでの作品を各国のミュージック担当が、ミュージックコミッティと呼ばれる会議でプレゼンをするんです。すでに日本人の作品が上がっているんですが、実はフランス人が推薦してくれたものなんです。これを積極的にプッシュして、日本の新人アーティストが世界で知られるようにしたいなと思っています。
末永)やっぱり、そういうところがQobuzの文化度を感じるところというか、素晴らしいですね!私も時々見て応援したいと思います。
最後に
祐成)ハイレゾ・ストリーミングは高音質で手軽に楽しめるのが特長ですが、ここで出会った新たな音楽が気に入ったら、これをCDやレコードとして買う、あるいはダウンロードして音源を手に入れてもらって、どんどん音楽を楽しんでもらいたいと思うのです。私自身もいち音楽ファンとして、これまでCDやレコードをたくさん聴いてきましたが、それらが要らないというのは、ちょっと違うと思うのです。たくさんのメディアや音源がうまく共存してくれたらいいなと思っています。
末永)今日はたくさん興味深い話を聞かせていただきました。ありがとうございました。今後の発展も楽しみにしております。
吉田)ほんと楽しかったです。ありがとうございました。
まとめ
ストリーミングサービスは、言うまでもなく時代の寵児であり、たくさんの楽曲を気軽に楽しめることが特長ではありますが、その一方で、Qobuzは少しでもいい音で落ち着いて音楽を楽しみたいというオーディオファンの気持ちに応えてくれるサービスであるところに、これだけ業界内で注目を浴びている理由があると思います。
また、ストリーミングサービスとダウンロードサービスの両方ともがハイレゾであり、一つのIDで享受できるのは、ありがたいことと思います。まさに祐成さんがおっしゃるストリーミングで気に入ったら、ダウンロードしちゃうという欲求に応える仕組みが完成していますね。
今後もJASジャーナルは、ハイレゾ・ストリーミングの動向に注目していきたいと思います。
ゲストプロフィール
- 祐成秀信(すけなり ひでのぶ)
1976年、大分市生まれ。19歳で渡米後、20代はレコードショップのバイヤー&ストアマネージャーをしつつ、プロのDJとしても活動。30歳で帰国後は、日本初の定額制聴き放題サービス「ナップスター」に入社。ハイレゾ音源配信サイトの「e-onkyo music」を経て、現在の「Qobuz」へ。オフライン/オンライン、アナログ/デジタル問わず、音楽の紹介に従事。