JASジャーナル目次
2024
- JASジャーナル
Vol.64 No.4
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- パリ五輪に参加して
- 日本オーディオ協会 会長 小川理子
夏の暑い期間がどんどん長くなって、9月になっても真夏日があり、10月になっても秋を感じられずに日傘をさしている自分がいます。本当に地球が悲鳴をあげているようです。異常気象を背景に、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノ…
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- 仮想アースは基準でしかない!
~安定した基準は装置安定稼働をもたらす~ - 株式会社光城精工 電源事業部 取締役部長 土岐泰義
昨今オーディオコンシューマー界で話題にのぼる「仮想アース」。パワーワードとしか言いようがないネーミングですが、それがゆえに「眉唾もの?」と疑念や不信の目で見られているところがあるようです。本執筆では大地アース※とはそもそもどんなことなのか、一方、仮想アースはどんな原理、理論で成り立つのか、またその有効性、可能性についてご紹介します。
- 仮想アースは基準でしかない!
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- 原音となる波形にほとんど影響を及ぼさない非磁性体ノイズ抑制材「PULSHUT」
- エム・エーライフマテリアルズ株式会社
技術本部 技術2部 高機能材料2チーム 課長 日下部純一
資材営業本部 資材営業部 工業資材課 課長 山本講平株式会社小柳出電気商会 商品開発部 原田智博 ノイズ抑制シートは、電子機器における電磁ノイズを解決する為の便利なツールとして、よく用いられている。非磁性体ノイズ抑制シート「PULSHUT(パルシャット)」は不織布を基材としたノイズ抑制シートであり、非常に薄くて軽い為、小型・軽量化が進んでいる電子機器に適し、フレキシブル性にも優れ、複雑形状部にも使用できる。
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- USBアクセサリー開発への想い
- 楽音倶楽部 山﨑雅弘
私はパナソニックで長年オーディオ機器の設計に従事し、2019年に退職後、それまでに温めてきたアイデアを具現化するために起業し、みんなで⾳を楽しもうという想いで「楽音倶楽部」(らくおん くらぶ)という屋号にしました。この度は、USBアクセサリーの開発の背景を紹介すると共に、私の開発に対する想いなどを語らせていただきたいと思います。
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- ドイツ・グラモフォン オリジナル・ソース・シリーズの芸術
The Art of the Deutsche Grammophon Original Sound Source - 名古屋芸術大学 音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース
教授 長江和哉 2024年8月2日、The Original Source Series – Karajan: The Bruckner Symphoniesとして、1975から81年にかけてカラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、BPO)がドイツ・グラモフォン(以下、DG)のために録音したブルックナー全集のLPがエミール・ベルリナー・スタジオスのライナー・マイヤール氏(Rainer Maillard)とシドニー・C・マイアー氏(Sidney Claire Meyer)によってリミックス&ダイレクトカットされリリースされた。本稿では、このDGオリジナル・ソース・シリーズの背景にある技術とその哲学を、公開されている資料とあわせ、マイヤール氏らへのインタビューとともに深く掘り下げる。また、クラシック音楽の録音評論で名高いオーディオ評論家の山之内正氏、音楽制作の観点から松田善彦氏のインタビューも織り交ぜながら、このオリジナル・ソース・シリーズの芸術性とはどのようなものなのかを考察していく。
- ドイツ・グラモフォン オリジナル・ソース・シリーズの芸術
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- 香港ハイエンド・オーディオ&ビジュアルショウ[香港高級視聴展]見学記
- 日本オーディオ協会 専務理事 末永信一
2024年8月9日(金)から11日(日)にかけて、香港ハイエンド・オーディオ&ビジュアルショウ[香港高級視聴展]を見学してきました。今後のOTOTENを検討する上で、海外の展示会をベンチマークする目的で、5月にはミュンヘ…
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- 個人会員に聞く!
第7回 関研一氏 - インタビュアー 末永信一(専務理事)
今回の「個人会員に聞く!」は、千葉工業大学未来変革科学部の学部長であり、また、製品開発プロセスマネジメント、音響振動設計、熱設計といった分野を研究されています関研一教授にお話を伺いました。関さんは私がソニーに勤めていた時…
- 個人会員に聞く!
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- JASインフォメーション
・2024年度 第2回 理事会/運営会議 報告
・スピーカー工作教室 見学の件
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- こちらJASジャーナル編集局
JASジャーナル発行に携わる編集委員と事務局のメンバーが、日々思ったことを自由気ままに呟きます。