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2024summer
OTOTEN2024を終えて
日本オーディオ協会 会長 小川理子
OTOTEN2024が盛況のうちに終了いたしました。開催に向けてご支援ご協力いただきました出展企業の皆様方や関連の皆様方に、心より御礼申し上げます。
今年は、来場者数が前年から42%アップの6179名、うち39才以下の若年層が34%と前年から13ポイントアップという結果で、開催前に計画した目標値を大幅に上回り達成できました。
詳細は分析中ですが、年齢別から見ても10代から90代まで幅広く楽しんでいただき、オーディオ文化をその時代時代に適応して広げていく使命を持つ日本オーディオ協会としても、大変喜ばしいイベントとなりました。
デジタルネットワークの進展により、音楽との出会いが圧倒的に広がり、多種多様な音楽のコミュニティが生まれています。会場においても、王道のハイエンドオーディオを聴きに来られる方々、今年初トライでOTOTENをPRしていただいたVTuberのファンの方々、AES日本学生支部が中心になってReC♪ST受賞作品など自分たちが制作した作品を一生懸命に再生して解説している姿、その学生ブースで熱心に耳を傾けてくださる方々、プロ録30年の歩みでこれまでの受賞作品の素晴らしさを思う存分味わってくださる方々、DJのパフォーマンスを楽しんで見ている小学生、音楽演奏を配信する制作環境に興味津々の方々、アナログレコード初期のモノラル録音に刻まれた先人の凄みに感激する方々、4時間ぶっ通しリクエスト大会でアニソンに盛り上がる方々、そしてホームシアターもカーオーディオもヘッドホンやTWSも、オーディオに関連するあらゆる商品、ソリューション、技術と、オーディオに関わる人たちと奥深く幅広い音楽と音とが、いっせいに集結して開花したような、音の祭典であるOTOTENとなりました。
今後も、ますます進化するオーディオ文化を、楽しく面白く分かりやすく伝え、感動体験とともに人生の幸せの一コマとなるように、OTOTENを発展させていきたいと思います。
さて、日本オーディオ協会がハイレゾロゴのライセンスを始めてから今年で10年となり、海外の企業からの申請もどんどん増えています。今回のOTOTENには、台湾から台北インターナショナルオーディオショー(台北国際音響大展)の主催者の方々がいらっしゃいまして、台湾の法人会員企業であるSyncomm TechnologyのMurray CEO達と一緒にお会いし、懇親を深めることができました。非常に熱心に日本企業や日本市場について学ばれている姿が印象的で、今後もこのような交流を続けていきたいと思います。
オーディオのさらなる活性化に向けて、引き続き皆様方のご支援を、よろしくお願いいたします。