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2024winter
JASインフォメーション
2023年度 第3回 理事会/運営会議 報告
2023年11月22日(水)、2023年度 第3回 理事会/運営会議が開催されました。
理事会
- 第1号議案:新入会承認の件
法人賛助会員:東放学園音響専門学校、ならびに、個人会員2名の入会が承認されました。 - 第2号議案:役員交代の件
奥田副会長(ソニー)の定年退職により、後任は中村裕氏(ソニー)となることが報告され、承認されました。
運営会議
以下の報告、審議がされました。
- (1)音の日の件
音の日のスケジュール、会場レイアウト、Rec♪STの表彰者などが報告されました。 - (2)オーディオ体感WG 報告
11月11日にJ-POPリクエスト大会が実施されました。 - (3)OTOTEN2023の件
OTOTEN2022の来場者におけるOTOTEN2023への参加・不参加の分析が行われ、参加者に比べて不参加者においてはOTOTEN2022で初来場だった方が多いことが報告されました。また、OTOTEN2024キービジュアル検討状況が報告されました。 - (4)定款変更の件
個人会員の高齢化が進み、総会における出席または委任状の提出の状況が悪いことも鑑み、議決権の扱いについて議論されました。 - (5)収支進捗報告
上期(9月末締め)の収支状況ならびに下期の見通しについて報告されました。
親子ものづくりイベント 参加報告
2023年11月25日、甲府商工会議所において開催された「第9回親子ものづくりイベント2023」に参加してきました。
このイベントは、地方創生山梨DXフォーラムの中で行われた小学生向けの工作教室ですが、講師は当法人の個人会員でもあり、電波新聞社特任ライターの大橋太郎さんで、今回は<FMラジオ>を製作するのでお手伝いをお願いしたいとお誘いを受けたものです。
ICの周辺に抵抗やコンデンサ、スイッチなど10数点のリード部品をはんだ付けするのを、だいたい一時間程度の時間でみなさん完成していました。15組の親子が参加されていましたが、どの子も真剣にはんだ付けにチャレンジし、完成してFM局のDJの声が聞こえ始めると、飛び跳ねて喜ぶ姿が印象的でした。
今後、オーディオ協会でもこのような工作教室をぜひ主催したいと考えております。こんなきっかけが子供たちの夢につながり、オーディオのエンジニアを目指してくれるならば、うれしい話かと思います。お手伝いいただける個人会員の皆様、ご連絡ください!
台北国際音響大展 参加報告
2023年12月15日、台北国際音響大展(Taipei International Audio Show)に参加してきました。
海外のオーディオ展示会では、若者やファミリーの参加も多く、非常に熱気があると聞きますし、この展示会を主催しているTECA(台北市電器商業同業公會)のキーパーソンを紹介していただく機会に恵まれましたので、出張して、会場を見学させていただきました。
台北国際音響大展は、2023年12月14日から17日に台湾の老舗ホテルである圓山大飯店の4フロアを使って開催されており、150室以上の客室やロビーに製品展示ならびに試聴デモが行われていました。セミナーのスケジュール表も掲示されていました。入場料は250元(1000円程度)で、3万人の来場を見込んでいるとの話でした。第44回ですから、かなり歴史ある展示会とのこと。「昔は日本からいろんなオーディオメーカーの社長とか来てくれたんだけどね…」という声もありました。
右から2番目がTECAの理事長・邸創興さん
中央の女性が開催リーダー・劉文芳さん(雅士音響 総裁)
さて、TECAはオーディオ専門店や家電販売店の団体であり、展示会自体も店が取り扱っているブランドを紹介するスタイルであるため、各部屋の入口には店の名前が記載されていました。本来はホテルなので、ドアを閉めてしまうとオートロックが掛かってしまうため、どの部屋も開けっ放しになっています。だからといって、外の音が騒がしいとも思わなければ、中から音が漏れて騒がしいと思うこともありませんでした。
確かに、来場者を見ているとシニア層が少ない。いや、圧倒的に少ない。一方で平日だったせいか、学生くらいの若い人は少なかったが、マニアなんだろうなと思わせる人もそう多くはない印象でした。デモで再生されている曲はクラシックやジャズではなく、台湾で流行っていると思われる曲やJ-POPないしはJ-POPの台湾アレンジ(?)の曲がよく聴かれました。もちろん曲の再生と再生の間には、おしゃべりが入るのですが、中国語でしたので何を話しているか分かりませんでしたが、あまり商品の説明を長々としている様子ではありませんでした。
いわゆるオーディオ製品だけでなく、アクセサリやパーツの展示も数多く、CDやレコードを販売している部屋もありました。現地の人がプロフェッショナルオーディオという言葉をよく発するので、どういうものを指しているのかと気に掛かっていたら、カラオケセットやユーチューバー用のマイクのことでした。
TECAの皆さんの暖かい歓迎を受け、「ぜひ次はOTOTENで会いましょう!台湾のオーディオメーカーで日本に進出したい希望があれば、OTOTENに出展を検討いただくように紹介してください!」とお願いしておきました。最初はOTOTENって何?という反応でしたが、昔はオーディオフェアという名前だったと言うと、ああ知ってる!!とガラリと反応が変わり、行ったことがあるあると場が一気に盛り上がりました。
また、台北には夏と冬に大きなオーディオ展示会があり、それぞれの主催団体が違うそうで、夏の展示会であるHi-End音響大展はTAA(台湾音響発展協会)が主催しており、2019年の8月に前・専務理事の森美裕さんが訪問したのは、TAAのイベントだったようです。会食時にTAAの理事長である張文錦さんが来られまして、お互いの展示会の発展のためにもコミュニケーションしていきましょう!とご挨拶することができました。当然のこと、夏の展示会にも来てね!という話になりました(笑)。