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2021winter
学生スピーカー製作レポート
はじめに
新型コロナウィルス感染拡大により中止となった昨年6月のOTOTEN2020ですが、協会事務局では中止が決まる直前まで、様々な催しを計画しておりました。そのなかのひとつが、全国の大学・専門学校のオーディオサークルとのコラボレーションです。参加予定だったのは神奈川工科大学、芝浦工業大学・中央大学・東京電機大学・東京都市大学・立命館大学の6校。彼らは自作スピーカーのコンテストでしのぎを削るライバルであるとともに、同じオーディオのDNAを受け継ぐ仲間たちでもあります。OTOTEN2020では毎年恒例の「音のサロン」内において、彼らが製作したスピーカーを音のサロン各社のプレーヤー、アンプで鳴らす試聴会を予定しておりました。
中止が決まった後も、協会事務局では彼らと一緒に何かできることはないかと検討を重ねてまいりました。その結果、フォステクス様から定番フルレンジユニットのFE126NVを各校にご提供いただけることとなり、このたびサークル活動再開の目処が立った芝浦工業大学・中央大学・立命館大学の3校に、FE126NVを使ったオリジナルスピーカーの製作レポートを本誌に寄稿してもらうことができました。
コロナ禍において、キャンパスへの立ち入りが制限され、日々不安な生活を送る彼らにとって、“オーディオ”という存在が一服の清涼剤、ひいては明日への活力になってくれるのであれば、これ以上嬉しいことはありません。今後も状況を鑑みながら、協会YouTubeチャンネルを使った試聴イベントなど、学生とのコラボレーション企画を継続していきたいと考えておりますので、是非ご期待ください。