202011

「JASジャーナル」
   リニューアルについて

一般社団法人日本オーディオ協会専務理事末永 信一

2020年11月号から、ご覧のように「JASジャーナル」の形式が変わることとなりました。

「JASジャーナル」の原点に遡りますと、協会として会員の皆様と共に討議・議論の場を作っていきたい、協会の近況や業界情報を伝えていきたいということで、1958年に「日本オーディオ協会誌」が発刊され、1979年に「JASジャーナル」へと名称変更が行われました。同時に第三種郵便物の認可が得られたとの記録も残っています。

2006年に「JASジャーナル」は印刷製本の上、郵便配送というスタイルから、時代の変化に合わせてネット配信へと切り替えが行われました。しかし、PDFファイルをダウンロードしていただくことは、パソコンでは馴染みのある方法ですが、情報の窓がスマートフォンに移行した現在においては、ユーザビリティが損なわれるようになってきました。そのため、パソコンであってもスマートフォンであっても最適な閲覧表示ができるHTML形式にて発刊を行う準備を進めてまいりました。

そして、いよいよ今号から「JASジャーナル」をHTML形式に切り替えます。引き続き技術情報を中心に種々な興味の掘り起こしを行いながら、装丁の雰囲気も明るくして、今一度、日本オーディオ協会の中心的情報発信手段としての価値を高めたいと考えております。協会ホームページにある情報だけでなく、他の情報サイトとのリンク、動画の掲載など、HTML形式のメリットを存分に活かした記事を発信してまいりますのでお楽しみに。

また、昨今のコロナ禍の影響で、OTOTENや音の日といった協会主催の大切なイベントが中止となってしまいました。しかしながら、その代わりに皆様に喜んでいただけることはできないかと、各委員会メンバーを中心に検討した結果、会員各社のご協力のもと動画コンテンツを製作いたしました。OTOTEN2020 Onlineならびに「音の匠」顕彰式特別講演を協会ホームページにアップしましたので、こちらもご覧いただけましたら幸いです。

日本オーディオ協会は未来に向けて様々なチャレンジを続けてまいります。今後とも「JASジャーナル」のご愛読、お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。