JASジャーナル2009年7月特集号(Vol.49 No.7)
本特集号では、サラウンド・サウンド作品制作に取り組まれている方々に寄稿いただきました。 まずは、本年1月29日に東京オペラシティのリサイタルホールにおいて、NHK放送技術研究所と東京フィルハーモニー交響楽団の共同で行われた世界初のオーケストラコンサートのヴァーチャル体験実験について執筆いただきました。つづいて、3月8日にNHKハイビジョンで放送されたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の5.1chサラウンド生中継の現場の緊張感が生々しく伝わってくるレポートを執筆いただきました。 また、生演奏の臨場感を家庭に届けていただいている、日本テレビ「深夜の音楽会」とテレビ朝日「オンタマ(音魂)ライブ」について、サラウンド・サウンド制作の詳細を執筆いただきました。 さらに、国立音楽院でサラウンド・サウンド制作の教鞭をとられ、5月1日「サラウンドの日」に協賛して体感イベントを開催いただいた相原先生と、同イベントで「サラウンド」と「どーわ=童話」を組み合わせた『さらうんどーわ』を上演された伊東さんに寄稿いただきました。 本号でご紹介させていただくのは最近の話題の一例ですが、このような情熱あふれるサラウンド・サウンド制作への取り組みのおかげで、新しい音の文化が日々前進していることに感謝します。
目次
- 特集:サラウンド・サウンド 高品質ライブ音場再現方式によるコンサート音響リアルタイム伝送実験 -西口 敏行、濱崎 公男(P3~7) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 5.1chサラウンド生中継制作 -深田 晃(P8~13) 日本テレビ「深夜の音楽会」の5.1chサラウンド制作 -今村 公威(P14~17) テレビ朝日「オンタマ(音魂)ライブ」の5.1chサラウンド制作 -阿部 健彦、新井 八月(P18~22) 最近のサラウンド制作 -相原 耕治(P23~28) 『さらうんどーわ』上演への道 -伊東 智恵(P29~34)
- 連載:テープ録音機物語 -阿部 美春
その42 戦後の日本(7)放送用据置型テープ録音機の国産化(1)(P35~40) - JASインフォメーション 平成21年度通常総会・6月度理事会報告(P41~42) JASジャーナルの沿革(P43~45)
- 協会事業関連資料集 平成20年度事業報告書(P46) 平成20年度収支計算書(P47) 平成21年度事業計画書(P48) 平成21年度収支予算書(P49) 平成21年度役員名簿(P50) 平成21年度協会組織図(P51)