JASジャーナル2009年10月特集号(Vol.49 No.10)
編集委員会において、オーディオ界はハイエンドオーディオと携帯オーディオ(DAP) の2極化が顕著で、このままでは、かねてから多くの人達がスピーカーから再生される音楽を楽しんでいたミドル・クラス向けの音源や再生機器の将来が心配だ、再活性化する手だてはないものか、との意見がよく交わされます。 本特集号では、より多くの人達に再生音楽を楽しんでいただくオーディオの活性化について、編集委員有志ならびに有識者の方々に御意見を執筆いただきました。 本号の記事がトリガーになり、多くの再生音楽を楽しむ人達向けの環境が好転することを期待しています。 お気づきの方もいると思いますが、本号で第49巻、通巻399号目を迎えました。次号は通巻400号、そして年明け新春号は第50巻、通巻401号となります。1958年5月発行の第1巻、第1号以来、執筆と編集作業に携われた諸先輩と、なによりも会員の皆様の御支援の賜物です。 次号の11月12月合併号では、400号までを振り返る記念特集を予定しています。
目次
- 特集:オーディオの活性化 オーディオの現状と今後の活性化について -高田寛太郎(P3~7) オーディオの活性化と課題 -大林 國彦(P8~11) 多目的ルームづくり普及の提案 -石井 伸一郎(P12~15) ワインが美味しく飲めるオーディオ -森 芳久(P16~17) ホームオーディオの活性化 -藤本 正煕(P18~20)
- 新しいコンセプトを提案するヘッドフォン「edition8」-黒木 弘子(P21~24)
- 連載:テープ録音機物語 -阿部 美春
その44 戦後の日本(9)― 放送用特殊テープ録音機―(P25~30) - JASインフォメーション 9月度理事会・第79回運営会議報告(P31~32)