JASジャーナル2015年5月号(Vol.55 No.3)
まだ梅雨入りもしていないのに暑い日が続き、急に夏が到来したような今年の五月です。今年度の最初のジャーナルをお届けするにあたり、校條会長より「新年度を迎えるにあたり」と題して協会の方向性と抱負について語っていただきました。読者の皆様には引き続き協会活動へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
今年度、ハイレゾ特集を連載として始めましたが、本号では代表的なハイレゾ機器について、アキュフェーズ、ティアック各社より最新機器の紹介、技術動向、製品動向等について寄稿いただきました。もう一つの連載「一録音エンジニアの回顧録」は第2回です。アナログレコードの音質改善について初期の試行からデジタル録音の導入までを幅広くまとめていただきました。
最近、アナログレコードがちょっとした人気を集めておりますが、昨年のアナログテストレコードAD-1の再生産の経緯を踏まえ、60~70年代の幻の金属原盤による名盤の復活についてJAS諮問委員の穴澤氏に寄稿いただきました。北陸新幹線が開業し金沢が注目を集めておりますが、レコードのアーカイブという視点で金沢の持つ魅力を訴求しようとの動きもあります。3月28日に金沢蓄音器館で行われた「音楽アーカイブのまち・金沢をめざして」というシンポジウムについて、金沢蓄音器館館長の八日市屋氏に寄稿いただきました。
目次
- 表紙 (P1)
- 目次 (P2)
- 新年度を迎えるにあたり「陽はまた昇る」 -校條 亮治 (P3~5)
- 連載:特集『ハイレゾ機器解説』第1回
・デジタル・プロセッサー DC-37 の紹介 -秋澤 聡 (P6~9)
・ポタアン隆盛の経緯についての考察 -加藤 丈和 (P10~15) - 連載:一録音エンジニアの回顧録 ~アナログからデジタルへ~
第2回 アナログレコードの音質改善とデジタル録音の導入 -穴澤 健明 (P16~25) - 幻の金属原盤によるアナログレコードの製品化 -穴澤 健明 (P26~33)
- シンポジウム「音楽アーカイブのまち・金沢をめざして」 -八日市屋 典之 (P34~41)
- JASインフォメーション
平成27年 3月度理事会報告(P42~43)