JASジャーナル2019年1月号(Vol.59 No.1)

ここ東京では比較的穏やかな新年を迎えましたが、さすがに本稿を執筆しております大寒の時期ともなると、やはり例年のごとく、やっと10℃に届くような厳しい寒さを覚える日が続いております。インフルエンザも猛威を振るっておりますが、皆さまは如何お過ごしでしょうか?

今年は恒例の行事の紹介に「平成最後の」という決まり文句が耳に付き、その意味で例年とは少し違った感覚を覚える場面が多い印象です。今号では去る12月6日に開催された、平成最後の「音の日」関連の特集記事を中心にお送りします。
まず「音の日」の設立趣旨、および委員会の活動内容、および「音の日」イベントの実施報告を、音の日委員会、林委員長より報告をいただきました。さらに、この中でご紹介のある、「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」において受賞された方々から、作品への思い、制作の上で工夫した点などを寄稿いただきました。
また、12月1日にスタートしました、新4K8K衛星放送の放送技術、その中でも特に音声制作、伝送、受信技術にフォーカスを当て、NHKの柏木様、花田様、および本紙編集委員でもある大久保氏より、解説記事の寄稿をいただきました。さらに、三菱電機の伊藤様からは、CES2019の報告を頂いております。
さらに第4回となる小川会長の連載、「私とオーディオの出会い」では、茶道を主としたご自身のご経験をもとに、オーディオへの深い想いをご披露頂いております。

最後になりますが、元・日本オーディオ協会理事、音の日委員会委員長、ジャーナル委員会委員長の森 芳久様、さらに元・日本オーディオ協会専務理事の渡辺 周様が、相次いでご逝去されました。これまでのお二人のご貢献に御礼を申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

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