JASジャーナル2017年7月号(Vol.57 No.4)

酷暑の季節になりましたが、読者の皆様には熱中症等に気をつけて元気に夏を乗り切っていただきたいと思っております。本号ではまず5月に開催された「OTOTEN2017」の特集記事をまとめました。従来の展示会から方向性を変えて新生音展を目指そう、との意気込みで臨みましたが、改善すべき点も多々あったかと思います。最初に、全体を振り返っての総括を校條会長から報告させていただきました。久しぶりにオーディオ協会主催の展示会に出展いただいた「ラックスマンの取り組み」を同社の小嶋氏にまとめていただきました。会場で実験していただいた高性能ストリーミングの紹介を「4Kハイレゾ ライブストリーミング実証実験報告」としてNTTエレクトロニクスの遠藤氏と、NHKエンジニアリングの金次氏に寄稿いただきました。近未来のオーディオソースのあり方として、技術的にも興味を惹かれるテーマかと思います。

ハイエンドオーディオの展示会として世界的に定評があり、活発な活動を続けている「ミュンヘン・ハイエンド・オーディオショー2017」を特集として取り上げました。永年に渡って参加され、度々訪問記も寄稿いただいている森氏に全体の様子をまとめていただきました。パナソニック井谷氏に詳細な見学レポートを、また、JASジャーナル編集委員でもある高松氏には、氏独自の視点からの訪問記を寄稿いただきました。予想以上に元気なアナログ技術の現状や、盛況な展示会の様子など、これからの音展を考える上でも大いに参考にすべきところが多々あるように感じました。

連載の試聴室探訪記では、福岡のオーディオ機器の老舗店を訪れました。

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