JASジャーナル2017年3月号(Vol.57 No.2)
今年は寒暖が繰り返し、なかなか春を実感できませんでしたが、ようやく桜の便りも聞こえてきたようです。本号ではまず5月に開催予定の新生「音展」について、校條会長からのご挨拶をお伝えいたします。特集は昨秋に行われたJASカンファレンスです。当日ご登壇いただいた方々より、最新のオーディオ伝送技術の進歩等について、大変興味深い記事を複数寄稿いただきました。
昨年「欧州におけるトーンマイスター教育について」を寄稿いただいた名古屋芸術大学の長江先生に、ドイツのトーンマイスター・コンベンションに参加された様子をご報告いただきました。1月にラスベガスで行われたCESでのハイエンド・オーディオ関連の展示について、パナソニックの春井氏にレポートしていただきました。中島平太郎氏の連載「音との付き合い70年」は第4回です。
試聴室探訪記は、東京藝大の録音スタジオを訪れました。録音技術やエンジニアの教育に使われる、本格的なスタジオ設備を記事と併せてご覧ください。DSD信号の伝送にも使える「HS-LINK Ver.2」の解説をアキュフェーズの蔭山氏に寄稿いただきました。スピーカーの老舗、フォスター電機の工場訪問記を照井事務局長に寄稿いただきました。
目次
- 表紙 (P1)
- 目次 (P2)
- “新たな市場創造のための展示会”「OTOTEN 2017」とは -校條 亮治 (P3~7)
- 【2016年カンファレンス特集】
・ハイレゾ時代における測定技術 -測定と聴感との一致に向けて- -Steve Temme (P8~13)
・変わりつつあるテレビとハイレゾ配信=その展望と今後 -遠藤 真 (P14~23)
・8Kスーパーハイビジョン試験放送における音声方式 -大久保 洋幸 (P24~26)
・国際標準MPEG-4 ALSによるハイレゾ音源ロスレス伝送 -鎌本 優、守谷 健弘、原田 登 (P27~33)
・ハイレゾストリーミングサービス「PrimeSeat」を支える技術 -大石 耕史、冨米野 孝徳 (P34~43) - ケルン・トーンマイスターコンベンションと、ドイツでのラジオ中継や教育の現状 -長江 和哉 (P44~54)
- 2017 CESハイエンドオーディオレポート -春井 正徳 (P55~66)
- 音との付き合い70年~(その4)アイワ時代 -中島 平太郎 (P67~79)
- 【連載:「試聴室探訪記」第32回】
~ 谷口とものり、魅惑のパノラマ写真の世界 ~
録音エンジニアのゆりかご 東京藝術大学千住キャンパススタジオ訪問問 -谷口 とものり・森 芳久 (P80~85) - HS-LINK Ver.2について -陰山 大 (P86~88)
- フォスター電機のスピーカーユニット -照井 和彦 (P89~95)
- 【JASインフォメーション】
・第5回(2月度)理事会報告・運営会議報告 (P96)