JASジャーナル2020年1月号(Vol.60 No.1)
令和最初のお正月も開けました。1/21から始まった世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)でも、世界的な気候変動への危機感が共有されておりますが、例年になく降雪が少ない暖かな冬を迎えております。関東地方ではこの時期、連日晴天で乾燥した日々が続くのが、ある意味「当たりまえ」でしたが、今年は曇りや雨が多いのが気になります。湿度が高いので今年はインフルエンザの大流行はないかな?と思っていたら、中国から新型コロナウイルス感染症拡大の懸念が出てきており、気の抜けない状況となりました。お体ご自愛下さいませ。
さて、今月号は盛りだくさんの内容をお送り出来ることになりました。まず、デトモルト音楽大学でトーンマイスター専攻を修了された金井様からは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサートの中継・収録現場について、たいへん貴重なレポートを頂くことができました。また、前号に引き続きサザン音響の稲永様からは、バイノーラル収音とその最新収音機材に関するレポート、1ビットオーディオ研究会の小谷野様からは、20回を迎えた同研究会のリポートを頂けました。ストリーミングの利用やヘッドホン/イヤホンリスニングの普及が進む中で、とても有益な情報を提供頂けたと考えています。
さらに、音の日(12/6)に開催された記念イベントの報告をJAS「音の日」委員会の林委員長から、ならびに同イベント内で例年開催しております「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」の受賞者から、作品制作レポートを頂いています。また、昨年に続いてCESの報告を三菱電機の正田様から頂きました。小川会長の連載は今号から、「私の好きなこの一曲」と題する新シリーズとして新たに連載開始です。
目次
- 表紙 (P1)
- 目次 (P2)
- 連載:「私の好きなこの一曲」Vol.1 - 会長 小川 理子 (P3~4)
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート‐中継・録音プロジェクトについて - デトモルト音楽大学 金井 哲郎 (P5~10)
- バイノーラル収音と最新収音機材について - 株式会社サザン音響/サザンアコースティクス 稲永 潔文 (P11~18)
- 第20回1ビット研究会報告 - 1ビットオーディオ研究会 小谷野 進司 (P19~27)
- 音の日委員会の活動報告 - 音の日委員会 委員長 林 和喜(株式会社JVCケンウッド) (P28~31)
- 【「学生の制作する音楽録音作品コンテスト」受賞作品制作レポート】
・「最優秀賞」 - 東京藝術大学大学院 音楽研究科 田中 克 (P32~37)
東京藝術大学 音楽学部 増田 義基
・「優秀録音技術賞」 - 洗足学園音楽大学 音楽・音響デザインコース 岩本 双葉 (P38~41)
・「優秀音楽作品賞」 - 名古屋芸術大学 音楽学部 福井 楓栞 (P42~45)
・「優秀企画賞」 - 九州大学大学院 芸術工学府芸術工学専攻 田島 俊貴 (P46~49) - CES2019報告 - 三菱電機 正田 純 (P50~59)
- 連載 新会員紹介 オーディオメーカーHIFIMANについて - 株式会社HIFIMAN JAPAN 運営企画部 湯 嘉斐 (P60~63)
- 【JASインフォメーション】
・2019年度 第4回(12月)理事会・運営会議報告 (P64) - 編集後記 - 編集委員 編集委員 吉田 穣 (P65)