量子化ビット数
読み方 : リョウシカビットスウ
用語解説
デジタル信号に変換する際にアナログ信号のレベルを各計測点毎にどれだけの精度で計測するかを表す値で単位はbit(ビット)。CDでは16bit相当。サンプリング周波数×量子化ビット数がデジタル信号の総情報量です。
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A/D変換(Analog to Digital Convert)の際にサンプリング周波数毎に測定したデータを変換することを量子化と言い、時間経過とともに複雑に変化する入力信号の波形のレベル(波高値)を捉えます。量子化の際どれだけの分解能でデジタル化するかを表す数値が量子化ビット数です。2進数で表されるため単位はビットとなり、CDでは16ビットと定義されています。
デジタル化した後に回路やマイクロプロセッサで行う演算の過程で、方法によっては丸め誤差と呼ばれる微小な誤差が発生しますので、更に分解能を維持するには大きなビット数で処理することが有効になります。また、実際には人間の耳は16ビットよりもっと高性能な分解能を持っているとの報告もあります。そのため多くのハイレゾフォーマットでビット数をCDの16ビットより大きな値としています。