スーパーオーディオCD
読み方 : スーパーオーディオシーディー
用語解説
2.8MHz DSDを採用した高音質メディアとして1999年に登場したCDと同じ12cm光ディスクのことで、ステレオ音源のほかに5.1チャンネルまでのサラウンド音源も収録可能です。
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スーパーオーディオCDに採用されたDirect Stream Digital(DSD)方式は従来のPulse Code Modulation(PCM)方式とは全く異なる音声信号の大小を1ビットのデジタルパルスの密度(濃淡)で表現する方式です。Super Audio CDのHD(Hi Density)レイヤーはCDの約7倍の4.7GBの容量(12cmシングルレイヤーの場合)を持っています。この容量を生かし、スーパーオーディオCDフォーマットでは2チャンネルステレオエリアの他、最大6チャンネルのマルチチャンネルエリアが規格化されています。マルチチャンネルに対応したディスクには、6チャンネルまでのマルチチャンネルトラックだけでなく、2チャンネルのステレオ用トラックも同時に記録できるよう考えられています。これにより、ステレオ専用のスーパーオーディオCDプレーヤーでもマルチチャンネルのディスクがアーティストや制作者側の意図したステレオ・ミキシングでお楽しみいただけます。スーパーオーディオCDの物理フォーマットは 波長650nm、開口率(NA)0.6とDVDと同じパラメータで構成されており、ディスク厚0.6mmの位置にSACD層が形成され、HD層の容量は4.7GBです。またハイブリッドレイヤーディスクの場合は厚み1.2mmの位置にCD層が形成されており、通常のCDプレーヤーで再生が可能です。