作品のコンセプトは?思いついたきっかけは?
コンセプトとしては、客観的に演奏を聴くことのできる機会を提供し、作品制作の裏側を知ってもらうことでレコーディングの魅力を伝えることです。
横浜創学館高等学校の方々も初めてのレコーディングだったと思うので、どのような手順でレコーディングを行っていくのかや、録音した音源を客観的に聞くことで更なる成長に 繋がるのではないかと考えました。また、私たち自身もクラシック録音に関する知識や技術を身に着けたいと考えました。
思いついたきっかけは例えば
- 不思議に思っていたことを追及していったら、ひらめいた
- 他人のやっているのを見て、自分ならこうしようと思った
- チームでめちゃくちゃ意見を出し合った などなど
授業ではバンドRecやボーカルRecはよく行っていたので、まだ経験したことのない吹奏楽やオーケストラなどの大編成のレコーディングをやってみたいと思ったことがきっかけです。
制作時苦労した点・表現できた点・工夫した点は?
最も苦労した点は、前日の準備とマイキングです。今回のレコーディングは全てアナログで行っていたので、回線を引くことにかなり苦労しました。また、モニターは別室で行っていたため、途中で線が足りなくなり延長しなければならなくなったりと、問題点が多かったです。また、マイキングに関しても一度立てては音を聞いてと試行錯誤しながら行ったので、時間がかかり最も苦労しました。
また、良くできた点としてはどのように当日レコーディングを行うのかを事前に話し合い、ある程度の段取りを決めていたことです。時間がかかってしまうことはありましたが、最後までやり遂げることが出来ました。
作品の聴き所・アピールポイントは?
作品の聴き所としては、やはり横浜創学館高等学校吹奏楽部(52名)の方々の素晴らしい演奏です。より臨場感を感じられる音源となるよう、空間的にアンバランスにならないよう注意し、メインマイクを中心としたミキシングを行いました。吹奏楽のミキシングをするのは初めてだったので、何が正解なのかイメージがつきにくく苦労しましたが、アドバイスをいただきながら良い作品に仕上げることができたと感じています。