表現や音楽技術を科学技術の力で可視化・伝承する研究に参画され、また日本初の株式会社形式のオーケストラを設立されるなど、常に広い視野を持ち、積極的な活動に取り組まれ、将来的には音楽学校設立の構想があり、今後の活躍が大いに期待されます。
ショパン国際ピアノコンクールで優秀な成績を収められた背景には、才能や人並ならぬ努力に加えて、肉体改造などのユニークな取り組みを実践された効果も高いと考えられます。
クラシック音楽を愛するオーディオファンや、将来音楽家を目指すたくさんの若者たちに、明るい未来を見せていただいたことに感謝し、「音の匠」として顕彰いたします。
音の日(12月6日)当日、ご多忙により欠席されました反田様よりビデオメッセージを頂戴いたしました。以下が全文となります。
皆さんこんにちは
ピアニストの反田恭平です。
この度は12月6日、音の日の授賞式に参加出来ないことを、まずはお詫び申し上げたいと思います。そして、大変光栄なことに「音の匠」の賞を頂けるということで、ホントに非常に恐縮しておりますが、この賞に恥じないように、これからもクリエイティブな活動を展開していけたらなと思っております。
この賞自体は、今までCDを作ってきたチームでしたりエンジニアさんでしたりが、プロのレコーディングの賞を受賞されているのを音の日の会場で見ておりましたので、故に、こちらの「音の匠」についても昔から存じ上げていました。ですので、よりこう背筋が伸びると言いますか、非常に恐縮な思いもありますし、大変嬉しく思っております。
残念ながらツアーの都合で、音の日の当日は会場に伺えないのですけれども、こうしてビデオメッセージだけでも、皆様に感謝の意を述べさせていただけるということは嬉しく思いますし、これからも反田恭平とそしてジャパンナショナルオーケストラでしたり、学校について、いろいろな所で注目していただけたらなと思っております。
私個人的には、この一年間はショパン国際ピアノコンクールというものがありました。5年に一度の開催ですのでオリンピックに似たようなものです。言うならば、僕はサッカー選手になりたかった人間でもあるので、ちょうどワールドカップのタイミングかと思いますけども、やっぱりそういった数年間隔に一度、行われるピアノの国際大会っていうのは、僕にとっては一番のチャレンジングでもありましたし、人間としてとても成長出来たのがコンクールでもありました。
これからの展望に関してですが、そのコンクールで勝ち取ったお仕事でしたり、キャリアというものをどんどんどんどん広げていって、色々な国で弾きたいと思っております。そして、オーケストラを連れて行って、みんなと一緒にワールドワイドなツアーを敢行したり、色んなことができたらなと考えていたりします。
オンラインサロンもやっておりますので、ファンの方々だったりに僕の特別なプライベートレッスンでしたり、そういった教えるという教育の方にも、少しずつ携わらせていただいていて、今後もどんどんやりたいことが増えていったり、新しい目標もどんどん出来てきているので、そういった面においても、色々とこれからも応援していただけたらなと思っております。これからも何卒、反田恭平をよろしくお願いします。
本日は「音の匠」を頂きまして、本当にありがとうございました。