若者を中心にアナログレコードおよびアナログプレーヤーが再注目され、オーディオ業界の復活につながっている事、2018 年が LP レコード誕生70 周年の節目であることから、レコードおよびレコード針の周辺技術に長年にわたり貢献してこられた以下の皆様、計13名を4つの分野にて顕彰いたしました。
ラッカー盤分野
奥田 憲一様 (パブリックレコード株式会社 代表取締役)
ラッカー盤の塗布工程(パブリックレコード株式会社)
レコードと同じ円形の薄いアルミの板上に、
クリーンルーム内で特殊なラッカーを塗布して製造します。
レコードカッティング分野
小鐵 徹様 (株式会社 JVC ケンウッド・クリエイティブメディア)
堀内 寿哉様 (株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ)
手塚 和巳様 (東洋化成株式会社)
西谷 俊介様 (東洋化成株式会社)
武沢 茂様 (日本コロムビア株式会社)
北村 勝敏様 (株式会社ミキサーズラボ)
カッティングマシン(日本コロムビア)
レコードに刻む音溝の幅と、音量や音質、収録時間とのバランス、
盤のカーブを考慮した曲順提案など、知識と熟練の技術が必要です。
レコードプレス分野
石原 浩一様 (株式会社ソニーDADC ジャパン 代表取締役)
萩原 克治様 (東洋化成株式会社 代表取締役社長)
プレス機(株式会社ソニーDADCジャパン)
高温の塩化ビニールをプレスして音溝を付ける装置。
レコード再生針分野
並木 章二様 (アダマンド並木精密宝石株式会社 代表取締役社長)
小倉 教太郎様 (オグラ宝石精機工業株式会社 代表取締役社長)
仲川 和志様 (日本精機宝石工業株式会社 代表取締役社長)
長岡 香江様 (株式会社ナガオカ 代表取締役)
レコード再生針(アダマンド並木精密宝石株式会社)
耐摩耗性や音溝への高い追従性を求め、
各社で素材や形状加工の研究開発が続けられています。