日本古来の尺八のさらなる普及のため、容易に入手可能な素材のノブレ管(水道用塩ビ管)に新技術によるコーティング処理を施すことで竹製の尺八に近い音色を持つ楽器を開発し、小・中学生、初心者など多くの方々に尺八本来の音色を体験してもらうことで尺八の普及活動を続けてこられた三橋貴風様を「音の匠」として顕彰いたしました。
1950年 | 東京都出身 尺八琴古流を佐々木操風氏に、普化尺八古典本曲を岡本竹外氏に師事 |
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1980年 | 「三橋貴風第一回尺八リサイタル」により文化庁芸術祭優秀賞を受賞 |
1981年 | 大阪文化祭賞を受賞 |
1989年 | 文化庁芸術祭賞を受賞 |
1991年 | ニューヨーク・カーネギーホールの100周年記念公演に東京都交響楽団と共に出演 |
1992年 | 第10回中島健蔵音楽賞を受賞 CD諸井誠氏作曲「竹林奇譚」により文化庁芸術作品賞を受賞 横浜文化賞奨励賞を受賞 |
1994年 | 東京フィルハーモニー交響楽団のヨーロッパ公演に参加 ロンドンのロイヤル・フェスティヴァルホールをはじめヨーロッパ各地で公演 |
1996年 | 第8回飛騨古川音楽大賞奨励賞を受賞 |
2004年 ~2005年 |
武満徹作曲「ノヴェンバー・ステップス」をベルリン・シュタッツ・オパー、 パリ・ シャトレ座および東京でベルリン・ドイツ交響楽団と協演 |
2009年 | 「三橋貴風尺八本曲空間曼陀羅恨(ハン)の軌跡」により文化庁芸術祭大賞を受賞 |
2010年 | 文化庁芸術選奨文部科学大臣賞、横浜文化賞を受賞 N.Yカーネギーホールに於いて「ノヴェンバー・ステップス」をサイトウ・キネン オーケストラと協演 |
2011年 | 紫綬褒章を受章 |
2011年現在、普及用の合成樹脂製の尺八「NOBLE管」を開発、特許第4010979号を取得。琉球音楽の為の新しい尺八「うちなー尺八」を開発、実用新案第3132504号を取得。邦楽啓蒙プロジェクト「デーモン閣下の邦楽維新Collaboration」をプロデユース展開中。国内外の交響楽団からのソリストとしての招聘も多く、また海外に於けるリサイタルも120回を越え、日本文化の紹介、国際交流などにも大いに貢献している。琴古流尺八大師範。琴古流尺八貴風会家元。