音の匠

第17回 2012年音の匠

伊福部 達様

顕彰内容

「緊急地震速報の開発」

第17回の音の匠は、福祉工学を活用することで健常者だけでなく聴覚障害のある人々にも的確に警報を伝えて、迅速かつ着実な避難行動につなげる緊急地震速報を開発された伊福部 達様を顕彰いたしました。

プロフィール

伊福部 達(いふくべ とおる)様
1946年 北海道生まれ
1971年 北海道大学大学院修士課程(電子工学)修了後、1989年北大・電子科学研究所・教授
2002年 東京大学先端科学技術研究センター・教授、北大・名誉教授、東大・名誉教授
2011年 高齢社会総合研究機構・特任研究員

この間、感覚・コミュニケーション支援のための福祉工学の開拓と産業応用の研究に従事。
電子情報通信学会フェロー、中山賞大賞等、VR学会フェロー(現:会長)、JST S-イノベ「高齢社会(略称)」総括代表。
著書に「音声タイプライタの設計」(CQ出版1983年)、「音の福祉工学」(コロナ社1997年)、「福祉工学の挑戦」(中公新書2004年)、「ゴジラ音楽と緊急地震速報」(監修 ヤマハミュージックメディア2012年)など。