音声合成技術およびその応用ソフトウェア「VOCALOID」を開発されました。
人工的に歌声を制作できるようになったことで、若い人々を中心にそれまでになかった大きな音楽ムーブメントを起こしました。
歌声の打込み演奏による新たな音楽及び音の表現方法の提供により、新しい文化を創造された点が評価されました。
音の匠
歌声合成技術『VOCALOID』の開発
音声合成技術およびその応用ソフトウェア「VOCALOID」を開発されました。
人工的に歌声を制作できるようになったことで、若い人々を中心にそれまでになかった大きな音楽ムーブメントを起こしました。
歌声の打込み演奏による新たな音楽及び音の表現方法の提供により、新しい文化を創造された点が評価されました。
自己紹介から音楽の歴史、そしてVOCALOIDの誕生とその楽しみ方まで、非常に興味深いお話を寄稿していただきました。
1967年 | 静岡県生まれ |
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1993年 | 京都大学大学院工学研究科修士課程修了、 ヤマハ(株)入社「アクティブノイズコントロール」の研究開発に携わる |
1996年 | ヤマハとベルギー企業との合弁会社 エル・アンド・エイチ・ジャパン(株)に出向。 音声合成に関する技術開発に従事。ここで「音声屋」としての素養を積む。 |
1999年 | ヤマハ(株)に復職 |
2000年 | VOCALOID開発を開始。以降、VOCALOIDを含む歌声、音声信号処理に関する研究開発を行う。 |
きっかけ
2000年当時、歌声以外の楽器はコンピュータによってある程度の品質で再現できるようになっていたのに対して、歌声はまだそこまで到達しておらず、高品質な歌声合成技術があれば音楽制作に使用可能と考え開発を開始。
今後の抱負
人間の歌声の再現ももちろん大切だが、VOCALOIDによって新しい音楽的な表現が可能になったという側面もある。今後、その両方の側面を大切にし、開発を行いたい。
ヴァイオリン(ヴィオラ)演奏、アナログレコード鑑賞。