Vol.13 SLバイノーラル録音
ビデオカメラを持って散歩してます。メモリーレコーダのように生録しつつ、静止画、動画も一緒に記録できるビデオカメラは便利です。最近は綺麗な動画が取れる携帯電話もありますが、音を気にするならビデオカメラ。外部マイク端子があるビデオカメラなら、バイノーラルマイクを使って録音することもできます。
家から歩いて5分くらいのところに線路があり、観光シーズンの休日にSLが走ります。SLのビデオ撮影は、中々難しい。難しいから楽しい? 風の強い日は風切り音が入り、曇っていると楽しく見えない。録音レベルをオートにすると、通り過ぎる時には音が潰れてしまう。録音スタンバイで電車を待っていると、散歩している人に「面白い電車でも走るんですか?」などと話しかけられてしまう。後から来た鉄道マニアのカメラシャッター音が録音されてしまう。条件が揃うことって、ほとんどないですね。
ある日、天気が良くて、風も弱い。遠くから汽笛の音が聞こえ、SLが近付いてきました。子供たちの楽しそうな歓声も遠くから聞こえ、すごくいい感じ。良い録音、録画が出来そう・・・。
ところが、機関士が大サービス、子供たちがたくさんいたからかな?
踏み切りを通り過ぎる時、目の前で蒸気を出してくれました。シュッパーっと。汽笛もいつもは通り過ぎてからのはずが、目の前で。予想外の大音量。迫力は言うことなし、映像的には大満足ですが、マイクのレベルメーターは、MAXに張り付いたまま。 SL音鉄の挑戦は続く。