この度の東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

震災による原発停止の影響で、今年の夏の電力不足が深刻化しています。既に各省庁や大手企業では、従来のクールビズを強化するスーパークールビズに取り組む方針を決めたり、サマータイム制の導入や休日をずらしたりして、消費電力の集中を避ける対策を実行し始めています。もちろんエアコンの設定温度を上げる、使っていない照明は消す等、私達にもできる節電対策はいろいろあります。

冷房のなかった時代、日本ではむしむしとした湿気の多い暑い夏をやり過ごすため、風鈴の音を聞くことに涼しの風情を感じていました。日本の夏の風物詩のひとつでもあるこの風鈴、今年の夏はエアコンを止め、窓を開けてその音色を楽しみながら過ごすのもよいかもしれません。東京近郊では７月になると川崎大師の風鈴市や浅草寺のほおずき市などで、たくさんの風鈴が店先に並びますので、涼を求めて足を運んでみるのも、また風情があってよいと思います。ただ、エアコンを止め、窓を開けて涼しい風を部屋に入れるということは、近隣の方達に迷惑をかけずにホームシアターを楽しむための環境という点からは、外に対して音が筒抜けになってしまいますのであまり好ましくありません。ではどうすれば…ということで、今年の夏はサラウンドヘッドホンがすごく売れるかもしれませんね。

ま、それはともかく、余震や原発などまだまだ心配な事もたくさんありますが、必要以上に心配し過ぎるのではなく、自分達にもできることをひとつひとつやり、いつか必ず復興することを信じながら、日々を過ごしていくのが大切なのではないかと思う今日この頃です。