Vol.38 最近のヘッドホン事情
年が明けたばかりの1月10日から13日にラスベガスで開催された、世界最大規模の消費者向け家電製品の総合展示会「2012 International CES」を視察してきました。
今年もスマートフォン関連新製品の発表や、スマートフォンを使った新しいライフスタイルの提案を中心に各社が積極的にアピールしていましたが、私が注目したのはヘッドホン関連製品の出展が昨年に比べて飛躍的に増していたことです。
昨年視察した時には無かった、ヘッドホンのみを出展するブースの数が増えたことは勿論ですが、これまでもヘッドホンを出展していたブースが、そのブース規模を拡大したり、また、ヘッドホンコーナーを充実させていたことも印象的でありました。
そして、その特徴としてまず目についたのは、デザインやカラーがとてもバリエーションに富んでいたことです。ヘッドホンと言えば、音楽を高音質で楽しむ機械的なツールとしての役割が大きく、一昔前までは無骨な感じのデザインばかりでしたが、これらを見ると もはやヘッドホンはファッションアイテムの1つとして認識されていることを実感いたします。
また、ヘッドホンの用途も多様化しています。例えばご自宅で映画を観るときに、大画面で迫力ある映像と音を楽しみたいという方は多いと思いますが、音はどうしても住宅事情などに制限されてしまいがちですよね。そんな時はワイヤレスのサラウンドヘッドホンがお勧めです。臨場感あふれるサウンドが楽しめます。
皆様も一度、家電量販店のヘッドホンコーナーを覗いてみてください。きっと、その数の多さにびっくりすることと思います。いろいろと聴き比べてみるのも面白いですよ。