オーディオの醍醐味は低音。特にその場の空気をゆさぶるような重低音に魅力を感じている方も多いことと思います。シンフォニーで会場に鳴り響く大太鼓やティンパニー、ジャズのキックやベースなど、音楽再生でも魅せ場聴きどころがあります。映画鑑賞ではアクションストーリーの盛り上がりや何気ない街中を表現している効果音にも低音成分が沢山含まれています。
友人知人に声を掛けパーツを借り集め、業務用のサブウーファーを組み立て再生実験を始めました。エンクロジャーは映画館のスクリーン下に通常2～3基設置されているもので、収めたユニットは18 インチ。基本設計はバスレフタイプです。ポートの共振周波数以下の振動では空気が移動するのみで、狙っている重低域は音としては再生してくれません。そこで写真のように3つあるバスレフポートを板で塞いでみました。なんとその結果今度は音の内圧でエンクロジャー全体が踊り出してしまいました。挑戦はつづく…