カーオーディオの
選び方について(前編)

アナタは、新しくクルマを購入することにしました。
カーオーディオに少し興味を持ったアナタは、せっかくなら良い音で楽しめるカーオーディオも揃えたいと思っています。いったい、どこで誰に相談すれば良いのでしょうか?

まずは、クルマを購入するカーディーラーの販売員さんに相談してみましょう。すると、アナタが買おうとしているクルマのメーカーや車種に合ったカーオーディオをお勧めしてくれることでしょう。でも実は、クルマのメーカーや車種によって用意されているカーオーディオのオプション(種類)が色々あるのです。オプション? どうやって選んだらいいのか、あなたは迷ってしまいますよね。

そこで、どんなオプションがあるのか? を、簡単な方から説明していきます。これを事前に知っておくと、販売員さんが何を言っているのかも分かるようになるでしょう。もっとステップアップした選び方をしたくなったら、カーオーディオの選び方について(後編)もご覧ください。どんなことを重視してカーオーディオを買えば良いのかを説明していきます。

この章では、以下の順に説明していきます。

純正装着カーオーディオ
  • ブランデッドオーディオ
  • ノンブランデッドオーディオ
  • 標準オーディオ

純正装着カーオーディオ

現在、新車でクルマを購入する時に、カーナビやカーオーディオが装着されていないクルマはほとんどありません。つまり、アナタの意思でカーオーディオを選ぶ前に、クルマを選んだら、一緒にカーオーディオが付いてきます。カーディーラーでクルマを購入する際に、同時に購入出来るカーオーディオのことを純正装着カーオーディオと言いますが、その中にも次のようなオプションがあります。

ブランデッドオーディオ

ホームオーディオなどで有名なオーディオブランドの製品が装着されているシステムを「ブランデッドオーディオ」と言います。その殆どの場合、搭載されているスピーカーの数が多く、カーナビとは別に専用のアンプを搭載しています。

もし、アナタが新車を購入する時に、そのクルマにブランデッドオーディオのオプションがある場合は、それを選ぶことをお薦めします。高級車の多くにはブランデッドオーディオのオプションが設定されています。

ブランデッドオーディオは、純正装着カーオーディオの中でも最も贅沢なシステムであり、その車両に合わせた音のチューニングがされています。自らのブランドを掲げて威信をかけて作り上げたオーディオシステムなので、音は抜群です! 少々値が張りますが、満足度は高いものと言えます。

ノンブランデッドオーディオ

ブランド名が付いていないオーディオシステムのオプションを「ノンブランデッドオーディオ」と言います。ブランド名が付いていませんが、有名なオーディオメーカーが手掛けていることが多く、ブランデッドオーディオに比べても遜色のないクオリティーや機器の構成になっていると言ってもいいでしょう。こちらも少々値が張りますが、満足度は高いものと言えます。

標準オーディオ

多くの車種で共通化されたスピーカーシステムが搭載されており、ブランド名も掲げられていないものを標準オーディオと言います。

標準オーディオの中で最もポピュラーでシンプルな構成は、オーディオ/ナビ一体機と6スピーカーレイアウト(フロントドアとリアドアに16cm口径のウーファーとトゥィーター)です。シンプルでは有りますが、音楽を聴くには必要十分なシステムです。車両購入時にオーディオは取り付け済みで、こちらもカーメーカーが品質保証を行っているので、お手軽かつ安心のシステムです。

まとめ

車種専用の音のチューニングがされているカーオーディオは、一般的に良い音と言えるでしょう。またオーディオや音に詳しくない、あるいは何を選べば良いのかよく判らないという方は、ご予算の許す範囲で車種専用の音のチューニングがされているカーオーディオを選ばれることをお薦めします。

音のチューニングがされたものと、音のチューニングがされていないものとでは、誰が聴いても判るほど音質に差があります。「オーディオなんて何でもいいや!」と言う前に、一度ご自身の好きな曲で試聴してみて下さい。きっと何かの気づきがあるはずです。