「独楽缶」つくっていい音をたのしもう
「独楽缶(コマカン)」は以前、月刊HiVi誌の連載企画でサラウンドチャンネルスピーカーの実験用につくったオリジナルスピーカーです。あくまでも実験用だったので、小型のフルレンジユニットを選び、手近な有り合わせ材料を利用して、とにかくかんたんに設計・製作しました。
キャビネットはプラスチックの護美箱、L字形のステーが棚受け、そしてディフューザー(音の拡散器)は玩具のコマ、というように、ほとんどが近所のホームセンターやスーパーマーケット等で見つけて購入した日用雑貨品です。
無指向型のサラウンドスピーカーがとりあえずどのように鳴るかを調べればよかったので、音質についてはそのつぎに、と思っていました。
ところが、出来上がってみると意外や意外。気持ちいい音なのです。これだったら、音量の限界はべつにして、フロントのメインスピーカーにもつかえそう。なるほどオーラサウンドのフルレンジユニットNS3-193-8Aは、定評どおりの名器だとおどろき、感服しました。
今回のキットは、できるかぎりオリジナルの「独楽缶」とおなじ材料を集めて忠実に再構成したものです。水平無指向性の「独楽劇場サウンド」を気ままに楽しんでいただきたいと思います。
(オーディオビジュアル評論家 高津 修)
▼参加枠がある場合、開催当日、会場でもお申し込みを受け付けます
▼『親子も、大人も楽しめる、無指向性スピーカー「独楽缶」工作教室』への参加はこちら
【EVENT DATA】
●名称:親子も、大人も楽しめる、無指向性スピーカー「独楽缶」工作教室001
●講師:オーディオビジュアル評論家 高津修さん
●開催日:2015年10月17日(土) 16:45〜18:00
●会場:オーディオ・ホームシアター展(音展)会場 1F「アトリウム」
東京都江東区青海2-4-32 「TIME(タイム)24」TOKYO INFORMART EXPRESS 24
●参加費用:¥15,000(税込)
※左右チャンネル分のスピーカー製作材料一式(接着剤、各種ビス・ネジ、テープ類など含む)+加工費、
高津修著 書籍「星空の音を聴きたくて スピーカーを七台つくってみた」も含まれます
●募集対象:中学生以上ですが、簡単な作業なのでどなたでも完成させることができます。親子での参加、女性の応募も大歓迎です!
詳細な内容、および日本オーディオ協会からのお申込みはこちら