JASジャーナル2014年9月号(Vol.54 No.5)

8月の広島の水害、直近の御嶽山の噴火と大きな災害が続きました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。秋めいてまいりましたが、今月号では先ず「ハイレゾ」について報告させていただきます。JASではオーディオ活性化の重要な要素としてこのテーマに積極的に取組むことを決めており、本号で「ハイレゾ」の意味や活動等について幅広くまとめました。また、音のサロン委員会が「PCオーディオ講座」に続いて開催している「ハイレゾ講座」について前委員長の髙松氏に寄稿いただきました。併せてお読みいただきハイレゾオーディオへの理解を深めていただければ幸いです。最近、アナログレコードへの関心が改めて高まっておりますが、かつてJASで作った測定用ディスクが再生産されました。このディスクの詳しい内容紹介を穴澤氏に寄稿いただきました。

特集は「ポータブルデジタルレコーダー」を取上げました。テープレコーダーの時代に比べて驚くほど高性能な小型デジタル録音機が次々と登場しており、ハイレゾ録音が手軽に行える機器も増えてきました。機器の進歩に伴い高音質録音への関心もますます顕著になっていますが、実際に優れた機種を展開している、オリンパス、コルグ、ソニー、ティアック、ヤマハの各社より、開発動向や最新機種の紹介について寄稿いただきました。試聴室探訪記では、7月号に引き続いてingコーポレーションを訪れ、最近完成した「ヴィンテージオーディオ博物館」を取材させていただきました。長年に亘って集められ愛用された数多くの名機をご覧いただけるかと思います。

例年通り10月17日より「オーディオ・ホームシアター展(音展)」を開催いたします。本号でも取上げました「ハイレゾ」をテーマに、盛り沢山のイベントを企画しておりますのでぜひご覧いただければと思います。

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